3カ月で資産1億越えの女性「8割の夢はお金で叶い、8割の問題はお金で解決できる」大金持ちの投資思考法「貧乏は尊くない」

世界各国の「本物の大富豪」を訪ね歩き、わずか3か月で資産1億円越えを達成した資産構築コンサルタントの戸塚真由子氏。「投資はギャンブル」「投資は社会のためにならない」。このような声を、戸塚氏は真っ向から否定する。日本人の多くが誤解している、「投資」「お金」との向き合い方とは―。
※本稿は戸塚真由子著『1年で億り人になる』(サンマーク出版)から抜粋、編集したものです。
無農薬農業への投資が社会をよくする
投資家になることを躊躇する人がいます。曰く、汗水たらして労働しないと社会に貢献できないのではないか。人として世の中の役に立てていないのではないか。私がコンサルをしている顧客の方々から、そんなお声をよくいただきます。
断言します、投資することも社会貢献になると。私たちが提案する投資には「ブツ」が必ずあります。それを「現物投資」と言います。ですから、投資したお金は誰かの資金となり、「ブツ」は誰かに利用されているわけです。
たとえば、師匠のオリバーがカンボジアで行っている農業投資は、約2100人の雇用を生み出していますし、無農薬の食物を作ること自体が、現地では相当な社会貢献になっています。カンボジアをはじめ、東南アジアなどの発展途上地域でボランティアに従事する仕事もありますが、「投資こそ、レバレッジが効いた効率的な貢献になるのではないか」と思います。
大きなお金を投資することにより、お金が自分のかわりにボランティアしてくれていて、自分一人でボランティアするよりも大きな社会貢献になるのです。
誰も手をつけないところにこそ価値がある
また、農業投資のケースでは、最近は海外でのオーガニック農園が人気です。発展途上国の一部では、西洋文化が入っておらず、一度も農薬を使ったことがない農地が存在します。知人の投資家スミスは、そこに目をつけました。
投資の目利きのポイントは、自分で世界中を飛び回って相手の会社の会計を聞いたりして、そして最後は人手判断することだそうです。やり手の投資家達は、ひと目見ただけでその人のことが深く理解できる洞察力があります。
さらに、他の人は怪しいとか遠いとか理由をつけて、誰も相手にしないような辺鄙な国でも、訪れるのだそうです。いえむしろ、誰も行かない場所だからこそ、行く価値があるのです。投資家のスミスは、思い出して語ってくれました。
「行くだけで大変だった。空港に降り立った途端、ぷ~んと生ゴミのような臭いが充満していて、そこら一帯、動物や昆虫の糞やハエだらけ。定期バスも永遠に来る気配はない。道は整備されていないため、歩いていたら、膝まで虫に刺されてしまい、大変な思いをした。
しかし、まだ他の人が価値に気付かず、投資もしたがらないものに価値を見出すこと。そして、腹を決めたら迷わず投資するのが、成功の秘訣なのだ。
世の中には、失敗するのが怖いという人が多いだろう。だからこそ、誰も行かない場所で、誰もやらない投資をした人が成功するのだ」
投資の世界には、人とは違うことをやる人が最大リターンを得るという不文律があります。失敗するのは誰でも怖いものです。けれど、きちんと考えて、怖さを乗り越えられる人が成功を掴みます。あなたは「怖さ」と、どう付き合っていきますか?
悩みの大半はお金で解決できる
勤め先の会社がイヤだ、あるいは、結婚しているパートナーがイヤだ、という悩みは、コンサル相手からたくさん持ち込まれます。要するにすべて、「自分の置かれた環境への不満」です。
そんなとき私は決まって、師匠オリバーから教わった言葉を伝えることにしています。オリバーも一文無しから「ケタ違いの投資家」に成り上がった経験があり、彼らのツラい気持ちやしんどい境遇が理解できるのです。
「今つらいのは、包み隠さず言えば、お金が無いからです。そうだと信じたくはない気持ちもわかります。ですが、実際のところ“8割の問題”は、お金で解決できてしまいます。“8割の夢”もお金で叶います。あなたが抱える問題がお金では、絶対に、絶対に解決できないものなのか、よくよく考えてみてください。
お金で解決できる問題を、お金以外で解決しようとしていませんか?そのせいで、精神をすり減らしてしまい、疲労で倒れそうになっていませんか?」
このように語り掛けると、皆さん、最後にはゆっくりと「お金があれば解決できる」ことを認められます。婚活、離婚、対人トラブル、住居問題、相続、介護など、実際にはお金があれば多くの悩みは解決します。
日本人特有の美意識は捨ててしまおう
「悩み」だけではありません。「夢」や「人生の目標」についても、同じことが言えるでしょう。問題なのは、お金なんて二の次であり、無欲で夢を追う者が尊い、という日本ならでは美意識です。
こういった風潮に触れるにつけ、真っ向から反論したくなります。芸能人や経験者として成功することを考えるより、先に投資家として成功してから、そのお金で夢を叶えるべきです。そのほうが早くて、より確実です。
なのに、誰もが人生の順番を間違えているように思えてなりません。「お金は二の次で」という美意識は、“まやかし”でしかありません。