素人でも、最悪局面でも「上がる株」が見つかる「スケジュール投資術」100万を4年で5000万円にした元証券マン「年末爆上げ期待の9銘柄」
100万円弱の元手を4年で5000万円に伸ばした元証券マンのかぶカブキ氏。日経平均株価が乱高下する中でも「気持ちが乱れることはない」と話すその秘訣は、カレンダーを駆使する“スケジュール投資術”にあるという。かぶカブキ氏の投資術のポイントと、年末年始の注目株についてうかがった。みんかぶプレミアム特集「最強投資家の至極銘柄58」第4回。
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年末年始は期待大
この年末年始には、多くの銘柄がリバウンドしてくるのではないかと思っています。これはなぜかというと、近い将来、アメリカ経済がi冷え込んでいくことが予測され、それがFRBの政策金利上昇圧力を抑えるとみているからです。
新型コロナウイルスの感染拡大下において、アメリカ政府は国民に対し積極的な財政支援を行いました。その結果、アメリカ国民の貯蓄は一時約2兆ドルほどまで膨れ上がりましたが、その「過剰貯蓄」はもうほとんど使い果たされてしまったとみられています。
現在のアメリカでは、30年固定の住宅ローン金利が7%台後半まで上がり、3年以上延長されてきた学生ローンの支払い猶予措置も打ち切られました。いまのところ、消費者物価指数(CPI)はまだ底堅さを見せてはいるものの、消費者の借入れや万引き件数の増加など、徐々に経済状況は悪化しています。
このような中で米連邦準備理事会(FRB)もいま、利上げの終幕時期を探っている状況です。金利と株価は逆相関関係にあるので、金利が下がれば株価は上がりやすいです。そして米国株の株価が上がれば、その値動きにつられて日本株も上がるはずだというわけです。