そのうち紙屑に…「日本円を現金で持っているだけで損する」年金制度は崩壊寸前! あなたを待つ”地獄の老後”はどんな世界だ
コロナ禍明け後、世界的にインフレが進んでいます。欧米に比べ日本のインフレは緩やかですが、長く続いたデフレから、大きな変化を迎えているといえるでしょう。インフレや限界を迎える年金制度など、日本でも資産運用が必要とされる背景を解説します。みんかぶプレミアム特集「サルでもわかる新NISA」第一回は資産形成の重要性を一から解説するーー。
目次
世界的なインフレ、年金制度の崩壊…資産形成で解決を
日本では資産運用をせずとも、これまで問題なく生活を送ってきた方がほとんどです。では、今後も資産運用を行わずとも問題なく人生を送れるのでしょうか?
国内の少子高齢化に加え、コロナ禍を契機に世界的にインフレが進んでおり、これまでの時代とは大きく前提が変わり始めている、という認識がまず必要です。
今後は資産運用が必要とされる時代が予想されます。その理由は、大きく分けて以下の2点となります。
- 現在の年金制度の将来的な維持は難しい
- 世界的なインフレの進展
それぞれ解説します。
なぜ現在の年金制度の将来的な維持は難しいのか
日本の年金制度は賦課方式で運営されています。賦課方式は、年金支給のための必要な財源を、その時々の保険収入から用意する方式です。現役世代から年金受給世代への仕送り、と説明されることが多い制度です。