20代爆上げ投資家「きっかけは祖母の死」専業5年目のYouTuber投資家が明かす波乱万丈の投資生活

20代専業投資家の「Ken/1UP投資」氏(X:@KenichiShimada2/以下「Ken」)は、大学時代から投資を始め、現在専業5年目になる。その才気は、2022年はプラス41%、2023年はプラス61.6%という数字にも現れている。
現在は投資YouTuberとしても活動をしている氏が、どんな投資を行い、どんな投資ポリシーを持っているのか。全3回にわたってインタビューをお届けする。1回目となる今回は、Ken氏の総資産の内訳や、投資を始めたきっかけを聞いた。
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「株高だけど給料が上がっていない」ことに疑問
資産総額は公開していませんが、主に金融資産です。金融資産の約90%は日本株を保有しています。
投資を始めたきっかけは、2つあります。一つ目は、大学の前のアベノミクスでした。当時、ニュースで日経平均が歴史的な高値を出し、ドル円が上昇し、ドル高円安になっている話をよく聞いていました。
ぼんやりと「株高という事は、好景気なので、働いている人の給料とかにも恩恵があるんだろうな」と思っていたのですが、テレビの報道番組で、新橋のサラリーマンたちが「株高だけど給料が上がっていない」という話を聞いて、驚いたんです。「好景気でも、普通に働いているだけではお金持ちになれないのか」と感じました。それと同時に為替や株式投資などのマーケットに身を置かなければ、飛びぬけたお金持ちにはなれないのだと感じました。
二つ目のきっかけは相続の経験です。大学入学前に、一緒に暮らしていた祖母が亡くなり、両親や叔父が忙しいこともあって、相続を少し手伝っていました。 その際に、長年働いていた祖母が定期預金のみの運用だったのを知り、「もし投資をしていたら、別の人生を楽しむことが出来たのではないか」と思いました。
大学二年生で投資サークルを立ち上げ
大学二年生で投資サークル立ち上げその経験から、人の投資に関するサポートや教育をしたいなと思い入学当初は、人の投資に関するサポートや教育をしたいなと思い、将来ファイナンシャルプランナーになりたいと思っていました。FP3級を取得する為、資格試験対策や社会保障について学んでいたんですが、そのうち「シニアよりも子育て世帯の方が、資金運用の需要はあるのでは」と思ったんです。消費税の変遷や年金制度の違いなど、現役世代の負担も明らかでした。