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元証券会社本部長、謎の億トレーダー「アクティビストが注視する銘柄こそが狙い目」注目株を実名で解説「ダイダンや新晃工業もいいですね」

ABCTrader

本稿で紹介している個別銘柄:三井住友フィナンシャルグループ(8316)、ゆうちょ銀行(7182)、山梨中央銀行(8360)、京都フィナンシャルグループ(5844)、北興化学工業(4992)、野村マイクロ・サイエンス(6254)、三井不動産(8801)、富士石油(5017)、出光興産(5019)、東京エレクトロン(8035)、レーザーテック(6920)、TOWA(6315)、ダイキン工業(6367)、ダイダン(1980)、新晃工業(6458)

 高値を更新する銘柄も目立つ株式市場。元証券会社本部長で米国IT企業の代表を務める億トレーダーのABC Trader氏は、「これからは“何でも買い”ではなく、より銘柄の分析が必要となってくる」と話す。今後注目すべき銘柄とその考え方について、同氏に伺った。 

目次

日本株はまだ強い 

 日本株に関しては、2023年来の日経平均株価のように一本調子で上がってくることはないでしょうし、多少の調整が入る可能性もありますが、まだしばらくは強いと思います。企業は株価を上げる努力をしていますし、大きく下げる要素が見当たりません。しいて言えば、米国の大統領選や利下げなどに伴う影響がどれくらいあるかといったところですね。  

 ただし、ある程度さまざまな銘柄の株価が上昇してきているので、「円安に強い大型企業であれば何でも買い」といった状態から、より企業分析が必要な局面に入ってきたのも事実です。とくに私がいま注目しているのは、経営改善に注力しているような企業や、アクティビィストが注視しているような企業です。 

 業界単位でいえば、銀行株は引き続きいいですね。すでに大分株価は上がってきましたが、業界全体に大きな変化の波が来ていることを感じています。 

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この記事の著者
ABCTrader

日系証券の海外拠点でディーラーとセールス、帰国後は複数の欧米系証券でエクデリ、 ECM、株式本部長やマネジメントを歴任。現在は宅地建物取引士の資格を持ち、不動産投資会社、不動産仲介会社、コンサルティング会社(事業再編、IR)の3社を経営。株式投資、FX投資、不動産投資を中心に運用している。日本証券アナリスト協会協会員。

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