3億円近くの利益を出してきた「現役団体職員投資家」の堅実な行動と注目2銘柄…今後の展望は「店を作っていきたい」
株式投資を中心に、利益3億近くを叩き出しているのが東条駿介(仮名。以下、東条)さんだ。この方、実は現役の団体職員。その身分を隠し、イベント講演、ラジオ出演、小説家……など、マルチに活動している。すでに30年を超す歴を持つ東条さんが、どのように“億超え”を達成していったのか、全三回にわたるインタビューをお送りする。最終回は「注目している銘柄、今後の人生プラン」について語ってもらった。
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今気になるのは「地銀」
――東条さんが注目している銘柄とか投資対象は何ですか?
東条「日頃から20〜30銘柄を監視していて、『このぐらいの株価になったら買おう』とかは考えていますね。最近だと、クリエイト・レストランツ・ホールディングスが、900円代まで下がって(※取材当時)、優待で4%ぐらいあるので、ちょっと面白いのかなとは思っていました。あと、PBR1倍割れの銘柄で配当利回りが高いところとか、『証券株』なんかも面白いかもしれないですね。岡三証券とか」
――他の方の意見を参考にすることもありますか?
東条「有名な投資家の井村俊哉さんは地銀に目を向けていて、東北銀行とか、島根銀行、鳥取銀行とか、そういった10万円前後で買える銘柄をバスケット取引しているんですが、いま自分でも興味が湧いていますね。時流に乗るなら、自分の会社もそうですが、女性の役員の比率を上げている企業は変化がありそうだなと注視したり」
会社の「周年」は自らレスポンスをもらう
――経済のニュースに加え、長年の経験をプラスして購入していると。