1億投資家「億り人へ導く鬼ルール」海外駐在経験から見える世界。「イキリ天井、ポエム底で市場動向をとらえよ」SNSから匂いを嗅ぎつける
2024年7月に入り日経平均株価はふたたび4万円をつけ、日本時間7月14日午前7時15分にはトランプ前大統領への暗殺未遂事件が発生するなど、怒涛の展開が続いている。
そんな波乱相場の中、資産を守り抜く運用戦略とは、一体……?
今回クローズアップする元海外駐在まさお(億田万平太)氏(X:@King_LeonidasTh)は、元海外在住の経験を活かし、Xでは有益な情報を発信している。また、ブログでは毎月末に自身の資産状況を公開しており、2023年には億り人を達成した。
みんかぶマガジン短期連載「元海外駐在投資家が明かす、波乱相場でも負けない投資術」第1回は、彼の投資遍歴と投資におけるマイルールについて話を伺った。
目次
一時は総資産の50%含み損も、現在は億り人に
ーーまず、元海外駐在まさおさんの投資遍歴について教えてください。
社会人になったのが2005年でしたが、その時点で給与だけでは豊かな生活を送るのは難しいと感じ、投資信託を始めることにしました。その頃はリーマンショックが起こる前で、BRICS※と呼ばれる新興5か国への投資が注目を集めていました。
( ※ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5か国を指す)
具体的には、HSBCアセットマネジメント株式会社が運用するHSBCインドオープン、ブラジルオープン、ロシアオープンなどに数百万円を投資しました。当時の相場は勢いがあり、円安も進んでいたので、そこから少しずつ積み上げていって結果的に元本の2倍くらいになりました。
ただ、2008年から2009年にかけてのリーマンショックにより、円高が急速に進行し、株価も大きく下落。私の資産も大打撃を受け、全体の資産の含み損は50%に達し、事実上の撤退を余儀なくされました。保有していた銘柄も一時期は放置状態でしたね…。
ーーその後、純資産5000万円を達成されたとのことですが、その過程について教えてください。