貯金2000万が3年で「億」に…敏腕女性投資家の注目サクセスストーリー「私が心がけているたった一つのこと」
本稿で紹介している個別銘柄:オリエンタルランド(4661)
3年で億トレ、10年で3億円プレーヤーになった女性投資家の某OL(emi) (@bouOL777)さん。最初に本腰を入れて投資を始めたのは日経225のオプション取引からだが、現在は日本株投資にも力を入れているという。3回にわたって送るインタビューの第1回は、凄腕投資家の同氏がどのように資産を築いたのかを詳しく聞いた。
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節約を楽しむうちに預金口座に2000万
ーーXの自己紹介欄にemiさんは「気象予報士」の資格を有していることを記載されていますよね。どんなお仕事をされているのか教えてください。
6年前に退職しましたが、以前はマスコミ(総合職)で働いていました。現在はフリーランスとして働いているので、兼業投資家という形ですね。
ーーそもそも、なぜ投資家になろうと思われたのですか?
今も昔も節約が好きで、当時は働きながら節約を楽しむうちに預金口座には2000万円が貯まっていました。銀行は低金利で、このままでは勿体ないと考えていたときに投資に興味を持つようになったのです。経済ニュースをチェックするのが好きだったので、情報収集は苦ではありませんでした。
ーー最初に買った銘柄は覚えていますか?
オリエンタルランド(4661)を優待目的で買ったのは覚えています。最初は投資の売買で儲けたいなどという願望はなかったので、純粋にディズニーランドの優待パスポートを貰えるなら良いなという気持ちでした。
リーマン・ショックで大きく資産を減らした
ーー投資を始めたばかりのことは覚えていますか?
リーマン・ショック(2008年9月15日)が起きる3ヶ月ほど前なので同年夏頃、最初は株ではなく、日経225オプション取引をしていました。
本題に入る前に、まずはオプション取引について簡単に説明します。オプション取引には、株式市場の上昇と下落の両方で利益を得ることが可能な仕組みが備わっています。これは、特定の価格で原資産を「買う」権利や「売る」権利を取引することで行われ、投資家はオプションの「買い手」と「売り手」の両方の立場で取引に参加することができるのです。
市場が一定の水準以上に上がる、または下がると予想する場合は「買い手」としてのポジションを取ることができますし、相場が大きく変動せず、一定の範囲内にとどまると考えれば「売り手」としてのポジションを選ぶことで収益を狙うことができます。
また、日経225オプション取引には主に2つの要素があります。一つは「権利行使価格」と呼ばれる将来の価格であり、もう一つは「限月」と呼ばれる決済日です。これにより、同じ月でも複数の行使価格が存在し、同じ行使価格でも異なる限月が設定されます。これらの複数の要素を組み合わせることで、投資家は多様な取引ポジションを構築し、相場の動きに応じて柔軟にポジションを調整しながら利益を追求することができます。