元アジアNo.1日本株セールスマン「2025年前半に株価のピークが来る」…注目保有銘柄も大公開

本稿で紹介している個別銘柄:ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)、オムロン(6645)、サイゼリヤ(7581)、九州電力(9508)、三菱重工業(7011)、川崎重工業(7012)、日本製鋼所(5631)、第一三共(4568)、日産(7201)、ホンダ(7267)
2025年の相場が始まり、日経平均株価は大発会で昨年末比587円の下落からスタートした。翌日には一転し、前日比776.25円で4万円台に回復するなど、激しい展開を見せている。大和証券やUBS証券などで機関投資家向け日本株セールスや、みずほ証券で調査部の経験を持つ田口れんた氏(X : @TaguchiRenta)は、日本株の今後がどう見えているのか。みんかぶマガジン短期連載「元アジアNo.1日本株セールスマンが示す、日本株の羅針盤」最終回は田口氏のポートフォリオや情報収集源、そして2025年の株式相場に対する見解を聞いた。
目次
ハーモニックドライブ、オムロン、サイゼリヤ…保有銘柄を実名公開
ーー田口さんのポートフォリオについて教えてください。
以下は、私のポートフォリオの主な銘柄と、その保有理由です。
・ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)、オムロン(6645)
ハーモニック・ドライブ・システムズは、人型ロボット用の関節部品を製造しています。将来的に人型ロボットが広く普及すると期待しているため、注目しています。
オムロンは産業用ロボットの部品を製造しており、ロボット投資の増加により需要が高まると考えています。ハーモニック・ドライブ・システムズは赤字が続いていますが、状況は徐々に改善し始めています。
例えば、ロボット業界の制御機器工業会の統計データでは、17か月ぶりに制御機器の出荷が前年同期比でプラスとなりました。これにより、オムロンやハーモニックドライブの受注や売上も今四半期や次の四半期でプラスに転じる可能性が出てきました。
テスラが2025年に1000台の人型ロボットを製造し、2026年から量産を始める予定ですので、まだ初期段階ではありますが、期待しています。