技術承継機構、セレンディップ・ホールディングス・・・億超え投資家が注目する厳選銘柄を公開

本稿で紹介している個別銘柄:JX金属(5016)、オリオンビール(409A)、サッポロホールディングス(2501)、アサヒグループホールディングス(2502)、キリンホールディングス(2503)、サントリー食品インターナショナル(2587)、技術承継機構(319A)、セレンディップ・ホールディングス(7318)
サラリーマン時代に貯めた300万円から億を超える資産を築いたkenmo(@kenmokenmo)さん。
初の著書『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』(ダイヤモンド社)が絶好調で17万部を売り上げたという。
そんなkenmo氏に今年下期の相場展望、そして注目している銘柄などを教えてもらいました。インタビュー全3回の最終回。
目次
中小型株に資金が戻ってきた理由
ーー以前、「IR説明会で出会う企業が魅力的なところが多く、ふるいにかけるのが大変だった」とおっしゃっていました。今はどのように“ふるい”をかけていますか?
昨年までは大型株が相場を牽引する一方で、IRに熱心な中小型株は決算が良くても放置されていました。どの会社も安すぎると感じており、だから“ふるいにかけられない”状況が続いていました。
しかし、今年に入ってからは状況が変わってきています。
・還元強化で大型株が上昇し割安感が無くなってきた一方、中小型グロース株に割安感が出たこと。
・東証のグロース市場改革が本気だと受け止められ、資金が流入したこと。
これらが重なって、放置されていた中小型グロース株に資金が戻ってきたのが今年の流れでした。
また、そのタイミングで発売された僕の書籍『5年で1億稼ぐ株式投資給料に手を付けず爆速でお金を増やす4つの投資法』(ダイヤモンド社)が17万部も売れており、これが中小型株ブームに拍車をかけているかもしれません。手前味噌ですが。
ーーまさにkenmoさんは注目の的ですね。そんなkenmoさんの今年の投資スタイルについて教えてください。
今回の相場の起点は、4月頭のトランプ関税ショックです。そこから日経平均は1万3,000円ほど上昇しています。だいたい春先に始まった相場は、秋口に一旦終了することが多く、その後はもみ合い相場に移行します。2017年も、2020年もそうでした。
特に2020年は分かりやすく、コロナショックで3月に急落したあとリバウンドが始まり、半年ほどで一区切りつきました。