プレミアグループ、ダイダン・・・著名投資家が2025年下期からに注目する厳選銘柄を大胆公開

本稿で紹介している個別銘柄:プレミアグループ(7199)、アイ・ピー・エス(4390)、ハッチ・ワーク(148A)、ダイダン(1980)
株式投資を始めて10年で億トレとなったキリン氏(@yudu1105)。日経平均株価が最高値を更新するなどマーケットが盛況となる中、神戸投資勉強会を主催するキリン氏の動向には注目が集まる。
キリン氏はいま、どのような相場観を持って戦っているのか率直にうかがった。インタビュー全2回の最終回。
目次
データセンター関連は息の長いテーマ
ーー2025年の後半に向けて、注目されているセクター、避けるべきセクターについて教えていただけますか。
小型成長株メインに投資というのが私のスタンスなので、特にセクター単位で重視をしているわけではないんです。ただ、その中でもデータセンター関連は息の長いテーマだと思います。
ーーそれでは、注目されている個別銘柄を教えていただけますか。
今回は4つ紹介します。
私の戦略である「安定的に成長する銘柄をほどほどの安さで買って中長期投資」にぴったり当てはまる、私の好みど真ん中の銘柄です。
2025年8月27日時点でPERは14倍、上場来安定成長を継続中です。昨年に起きたシステムトラブルの影響で利益が押し下げられましたが、そんな中でPER14倍台です。つまり、トラブルの要因を除けば順調に成長していることが決算説明資料で明確に述べられているのも、プラス要因です。
私はすでに7年くらい保有していて、買い増しもしています。投資勉強会のIR説明会に参加してもらっていることもあって顔が見える会社というのも、安心材料です。まだまだ上昇余地はあると思うので、今から買っていくのも十分アリです。
気がつけば、PERが一桁に「安い」
フィリピンでの通信事業を手がける企業です。フィリピンは成長途上にある国ですが、通信事業者がまだまだ少ないんです。そこに参入した企業ということで、2018年の上場当時に応援する意味も込めて買いました。
しかし、そこはやはりフィリピン。お国柄や工事の遅延などの不安定さゆえにチャートが汚くなってしまい、株価も低迷しました。IPOの時は結構高かったんですが、次第にその価値も剥落していきました。