会社員が今買うべき“狙い目エリア&マンション”はこれだ…不動産のプロが暴露 湾岸エリアで「今が買い時」な中古マンションの実名も限定公開

都心マンション価格の高騰が続き、「もはや若手には手の届かない存在」「いつか来る暴落を待つべきだ」という諦観や懐疑論が渦巻いている。しかし、都心マンション市場の動向に詳しいAsh@コンサル×マンション氏(@ashita01x)は、「待つことこそ最大のリスクだ」と警鐘を鳴らす。
マンション購入は「インフレから資産を防衛し、QOLを劇的に向上させ、未来の選択肢を広げる」ための最強の自己投資だと喝破する同氏。ライフステージに合わせた具体的な住み替え戦略や、若手エリサラが最速で資産を築くためのロードマップを余すことなく解き明かしていただいた。全5回の第5回。みんかぶプレミアム特集「マンション 穴場エリアリスト」第5回。
目次
【単身・1LDK編】若手エリサラ「一次取得」ならこのエリアを狙え
最後に、これまでお話ししてきた戦略やポイントを踏まえ、私が今、若手エリサラの皆さんに向けて具体的におすすめしたいエリアやマンションを、ライフステージの変遷に合わせた間取り別にご紹介します。あくまで私個人の見解ですが、物件選びの一助となれば幸いです。
まずは主に単身者向けの1LDKから。最初の1軒目として狙うべきは、リセールバリューが期待できる、単身者の需要の固いエリアです。
たとえば、日本橋とその周辺エリア。丸の内・大手町・有楽町といったビジネスの中心地に勤務する方には、まさに最適解と言えるエリアです。前述の通り、日本最大級の再開発が進んでおり、街の魅力は今後も増していくでしょう。日本橋そのものは非常に高額ですが、そこから1〜2駅離れた人形町や水天宮前、茅場町といったエリアまで視野を広げると、手が届く物件も見つかります。
資産価値が落ちにくい“御三家”エリア
次に注目なのが、渋谷・新宿・池袋から1〜2駅圏内のエリア。西側エリアで働く、あるいは遊ぶことが多い方には、これら3大ターミナル駅へのアクセスが良いエリアがおすすめです。再開発によって駅周辺の魅力は飛躍的に高まっています。具体的には、中目黒や三軒茶屋、少し足を延ばして笹塚や初台など、人気の住宅街でありながら都心へのアクセスも良好なエリアは、単身者需要が常に高く、資産価値が落ちにくいでしょう。
もちろん、湾岸エリア(勝どき・月島・晴海・有明など)もおすすめできます。依然として人気の高いエリアです。都心への近さに加え、開放的な眺望や整った街並みが魅力です。価格はかなり上昇しましたが、交通インフラの整備(BRTなど)も進んでおり、今後も安定した人気が見込めます。
【カップル・2LDK編】日本橋の“次”に来るパワーカップル必見エリア
次に、2LDK(主にパワーカップル向け)で考えたときの注目エリアを見ていきましょう。結婚や同棲を機に2LDKへステップアップするなら、将来性、いわゆる「伸びしろ」のあるエリアに注目したいところです。