「画像生成が“3分で実務レベル”になった」Nano Banana Proで激変した2025年…平均月商1000万円のスモビジ成功者が語る“勝てる領域”と“もう稼げない仕事”

2025年、生成AIの進化はついに“個人の経済圏そのものを作り替える段階”へ突入した。わずか数分で資料を作り、数時間で動画を量産し、原価ほぼゼロのまま月100万円規模の収益を生み出すーーそんな事例が当たり前のように生まれつつある。SNSでAIスモールビジネスの最前線を発信し続ける「みるぼん」氏は、その波を“最速”で実装してきた一人だ。今年は何が起き、どの技術が個人の稼ぎ方を変えたのか。そして2026年、どこに次のチャンスが生まれるのか。みるぼん氏とともに“AI副業の現在地とこれから”を読み解く。
目次
生成AIは「全方位で進化した」Nano Banana Proが開いた新フェーズ
ーー2025年を振り返って、今年もっともインパクトがあった生成AIツールは何でしたか?
「Nano Banana Pro」の登場は、個人的にかなりの衝撃でした。これまでの画像生成は「人物がより綺麗に出る」「表現が自然になる」といった“精度の向上”が中心でしたが、Nano Banana Proでは「全方位」変わったと感じています。日本語・英語を含むテキスト理解の精度が上がり、構造を把握したうえで資料・図解・ポスターのような実務的なアウトプットを一気通貫で作れるようになりました。
実際、自分がXに投稿して240万インプレッションに到達した、とある会社のスライド資料も、データをGemini 3.0に分析させ、そのまとめをNano Banana Proで「プロのコンサルが作った資料として仕上げてください」と指示しただけで完成。わずか3分ほどです。運用アカウント次第では、そのまま広告収益につながるぐらいの拡散力です。“情報を集約する力”と“表現としてアウトプットする力”の両方が揃ったことで、生成AIが本当に実務のフェーズまで入ってきたと感じました。
ーーではAIスモビジを考えている人にとっては、Nano Banana Proは「まず使うべき」と言えますね。
そうですね。いわゆる画像生成系のサービスは触っていくべきです。理由はシンプルで、画像を軸にしたビジネスは無限に広がっているからです。たとえば人物を生成し、SNSで発信するAIインフルエンサーのスタイルもできますし、企業向けには広告用のビジュアルや商品のポスター制作を請け負うこともできます。日本語識別も強いので、テキスト入りのクリエイティブも破綻しにくいんですよね。
また現在、アパレル領域で伸びている“AI着せ替え”のように、従来はモデル撮影が必要だった業務が、まるごと代替されつつあります。ECやファッション企業からの需要は大きく、画像生成の品質が上がったことで、個人が参入しやすい領域になりました。結局のところ、広告・SNS運用・商品訴求のどれとも相性がよく、「画像が作れる=そのままビジネスが作れる」状態が2025年の特徴だと感じています。
いま、あえてYouTubeに挑戦すべき理由
ーーまた、今後半年〜1年で、個人がAIを使ってもっともチャンスを取りやすい領域はどこだと思いますか。
生成AIを絡めたビジネスという前提で言えば、2025年の段階ではYouTubeが圧倒的にチャンスが大きいと感じています。自分自身、完全に後発で9月にAI生成チャンネルを始めたのですが、10日で収益化に到達し、今では月100万円ほどの広告収益を生むチャンネルに育ちました。ここまで短期間で個人がスケールできるビジネスは、ココナラのようなプラットフォーム以外ではなかなかありません。