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生成AI活用コンサルが教えるAI活用の「はじめの一歩」でもっとも大切なこと…営業・企画の質を劇的に高める!超実践的なNotebookLM活用術

(c) AdobeStock

「生成AIを有効活用できるのはエンジニアやITエリートだけ」と思われている読者も少なくないだろう。

 しかし、生成AIを駆使してnoteで月60万〜70万円を稼ぎ 、企業の生成AI研修も手掛ける株式会社Shikumu代表のもとやま氏は「むしろ初心者こそ生成AIを使い倒すべきです」と語る。

 ITに苦手意識がある文系ビジネスパーソンでもわかる生成AIの活用法や、note副業における具体的な生成AI活用術まで、同氏が余すところなく語るーー。全2回の第1回。 みんかぶプレミアム特集「AIスモビジで億り人に」第4回。

目次

AI活用の「はじめの一歩」でもっとも大切なこと

 ITやAIに苦手意識がある文系ビジネスパーソンでも、すぐに業務効率化や売上アップにつなげられるAIツールとその活用法について、私が普段から実践している知見を余すところなくお話しします。

 まず、大前提として知っておいていただきたいことがあります。特にITに苦手意識がある方が、いきなり「生成AIを業務効率化に役立てよう」とか「仕事に直結させよう」という目的を立てると、かえってハードルが上がり、手が動かなくなってしまいます。

 私の提唱するAI活用における「はじめの一歩」の考え方は、極論、AIを使うこと自体を目的化するくらいがちょうど良い、ということです。もう仕事に役立つかどうかは一旦気にせず、とりあえず触って面白がることを優先しましょう。

 例えば、上司やお客様に怒られた時に、その内容をとりあえず生成AIに吐き出してみて愚痴を聞いてもらう、という使い方から入ってもいいんじゃないかと思います。

 一旦、とりあえずAIを使ってみるところから入り、だんだんとAIを使うための引き出しが増えていくのが、正しいAI活用法だと思います。そして、その引き出しが増えることで、「あ、こういう風にも使えるのか」「これは後で応用できるな」と気づくことができるようになっていきます。なので、変に斜に構えず、「面白そうだからやってみよう」というスタンスで流行りのAIツールに飛びついていくのが大事です。10個試した生成AIの使い方のうち1個でも「これ使えるじゃん」というものに出会えれば十分なのです。

もとやま氏が日常的に活用する生成AIツールと具体的な使い方

 私が実際に業務で使っている生成AIツールは、主にChatGPT、Gemini、そしてClaudeです。これらに加えて、業務自動化のためのDefyも使用しています。特定のツールに絞るのではなく、その時々で性能が優れているモデルを同時並行的に使い分けています。

 生成AIの使い方としてもっとも手軽で効果的なのは、メール作成に使うことです。

 以前は、返信したい内容が頭にあっても、それを「どう表現しよう」「この言い回しがいいかな」とタイピングしながら文章に落とし込むのに時間を費やしていました。今は、返したい内容をまとまりなく口頭でAIに話しかけて音声入力し、メールのたたき台を作らせています。現時点では、音声入力の面でChatGPTが優れているため、これを使うようにしています。

 例えば、ChatGPTに「こういうことメールで伝えたいんだけどさ、ちょっとメールの文章にしといてよ」と指示するだけで、大体70点くらいの文章が出てくるのです。あとはこの文章はちょっと上から目線っぽくないかとか、この敬語は合ってたっけなどと壁打ちをしながら2、3回ラリーをすると、それなりの文章になります。最後にちょっとだけ手直しをして送るという使い方にしただけで、メールのやり取りの効率はだいぶ上がりました。

 また、取り止めのない発言を「3つにまとめる」「構造化する」などもAIが結構得意です。

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この記事の著者
もとやま

株式会社Shikumuというコンサル会社(データ活用、マーケティング、生成AI活用をお手伝い)の代表。株式会社Ynovaにて、生成AI活用を習慣化する3週間の短期集中研修「AIX Camp」を開発し、講師もやっています。元PwCコンサルタント。グロービスで論理思考・データ分析の講師、科目開発もやっています。著書『投資としての読書』『仕事ができる人がキリの悪い時間にやっていること』

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