本業の給料を軽々と超える「業務委託」という働き方の魔法 サラリーマンが副業で月10万円を稼ぐなら「これしかない」識者が断言
物価高と増税が家計を直撃し、終身雇用も崩壊しつつある現代。「会社の給料だけに頼って生きていけるのか」という不安は、多くの会社員にとって切実な問題だろう。しかし、ごく普通の会社員から高給フリーランスへと転身したずみさん氏(@itaku_labo_ceo)は、「副業で月収10万円を稼ぐのに、特別なスキルも才能も必要ない。本業の業務経験こそが最強の武器になる」と断言する。
本稿では、多くの人が陥りがちな「キラキラ副業」の罠と、リスクを最小限に抑えて月10万円を確実に稼ぎ出す「業務委託」の極意を同氏が徹底解説。副業で賢く稼ぐためのコツから、具体的な案件獲得術まで、凡人サラリーマンが経済的自由を手にするための「生存戦略」の全貌を語っていただいた。全6回の第2回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「副業・スモビジで億り人に――令和の“稼ぎ方”新常識」の一部です。
目次
「会社への忠誠心」はあなたと家族を守ってくれない
スタートアップに転職してからも続く、働きづめの日々。しかし、直近のスタートアップ市場を見れば明らかなように、上場へのハードルは非常に高く、IPOを実現できる会社はほんの一握りです。私が身を置いていた環境も例外ではなく、いつまで経っても上場が見えてこない、給料も上がらない、という状況が続きました。
「会社にフルベットしているのに、生活が楽にならない」
「むしろ、大手時代より経済的には不安定になっている」
この矛盾に直面したとき、私は初めて真剣に「副業」の必要性を痛感しました。会社からの給与だけに依存するのではなく、自分の力で収入源を確保しなければならない。会社がどうなろうと、自分と家族を守れるだけの経済基盤を作らなければならない。そう考えて最初に手を出したのが、業務委託による副業でした。
本業の給料を軽々と超えてしまった「業務委託」という魔法
これが、私の人生を大きく変えるきっかけとなりました。
実際に業務委託を始めてみると、驚くことが起きました。案件がサクサクと取れるのです。「営業の組織を作ってほしい」「パートナー戦略を手伝ってほしい」というオファーが次々と舞い込みました。
そして何より衝撃だったのは、その報酬です。本業で必死に働いて得られる給与よりも、はるかに効率よく稼げることがわかったのです。自分の生活資金が回り始め、通帳の残高が増えていくにつれ、精神的な余裕も生まれました。
「なんだ、もっと早くやればよかった」
それが正直な感想でした。結果として、私はそのまま独立という道を選ぶことになったのですが、その入り口はあくまで「生活を楽にするための副業」だったのです。