“会社でやっている仕事”をそのまま売るだけで「月10万円はすぐ稼げる」 スケジュール管理能力がお金に変わる狙い目の副業とは
物価高と増税が家計を直撃し、終身雇用も崩壊しつつある現代。「会社の給料だけに頼って生きていけるのか」という不安は、多くの会社員にとって切実な問題だろう。しかし、ごく普通の会社員から高給フリーランスへと転身したずみさん氏(@itaku_labo_ceo)は、「副業で月収10万円を稼ぐのに、特別なスキルも才能も必要ない。本業の業務経験こそが最強の武器になる」と断言する。
本稿では、多くの人が陥りがちな「キラキラ副業」の罠と、リスクを最小限に抑えて月10万円を確実に稼ぎ出す「業務委託」の極意を同氏が徹底解説。副業で賢く稼ぐためのコツから、具体的な案件獲得術まで、凡人サラリーマンが経済的自由を手にするための「生存戦略」の全貌を語っていただいた。全6回の第4回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「副業・スモビジで億り人に――令和の“稼ぎ方”新常識」の一部です。
目次
あなたが毎日“無意識”にこなしている仕事が、実はお金になる理由
「自分には稼げるスキルなんてない」と多くの方が口にしますが、5年、10年と会社員を続けていれば、必ず何かしらの業務経験やスキルが蓄積されているはずです。
それが自分にとっては「当たり前のこと」すぎて、価値として認識できていないだけなのです。
例えば、
「毎日、営業の日報をまとめて、会議資料を作っていた」
これは「データ集計・資料作成・会議運営」という立派なスキルです。
「新人の教育係を任されていた」
これは「マネジメント・教育・オンボーディング」の経験です。
「取引先とのメール対応をしていた」
これは「カスタマーサポート・ビジネスコミュニケーション」の能力です。
自分の中に眠っている「稼げるスキル」を見つける簡単な方法
そこでおすすめなのが、会社の「人事評価シート」を見直すことです。
皆さんも年に1回や半期に1回、目標設定や振り返りのために評価シートを書かされていると思います。
「今期は何を頑張ったか」
「どんな工夫をして目標を達成したか」
「チームにどのような貢献をしたか」
上司にアピールするために、自分の実績を最大限良く見せようと、必死に言葉をひねり出して書いた文章があるはずです。
実は、その内容こそが、副業市場におけるあなたの「売り物」のヒントになります。あの面倒くさい評価シートは、実は最強の自己分析ツールだったと言えるでしょう。
一度、過去の評価シートを引っ張り出してきて、そこに書かれている言葉を並べてみてください。そこには、あなたがビジネスマンとして積み上げてきた価値が、言語化されているはずです。
あとはそれをそのまま、副業サイトのプロフィール欄に転用すればいいだけです。
副業の成功は「飲み会を断る勇気」で決まる
自己分析と並んで重要なのが、時間の確保です。
「副業をやりたいけど、本業が忙しくて時間がない」という声をよく聞きます。
ですが、本当にそうでしょうか? 胸に手を当てて考えてみてください。
私は副業を始めるとき、自分の生活時間の使い方も徹底的に見直しました。その結果、ある習慣が私の生活から完全に消え去りました。
それは「会社の飲み会」です。
サラリーマンの飲み会というのは、正直なところ「暇だから行っている」という側面が強いのではないでしょうか。
「今日はノー残業デーだから、ちょっと一杯いくか」
「上司に誘われたから断りづらいな」
「仕事の愚痴でも言い合って発散したいな」
それはそれで楽しいコミュニケーションかもしれませんし、否定はしません。しかし、多くは「惰性」に近い動きです。
「もう帰れ」と言われて時間が余っているから、なんとなく飲みに行く。その飲み会に、1回あたり2〜3時間、お金も5000円くらい使っているわけです。