「スモビジ起業」で失敗しないための“正しい順番”を7億円起業家が解説 周りから優秀な人が去っていく“スモビジ経営者”の残酷な末路
起業や副業への関心が高まる一方、世の中には実態のない情報や再現性の低いノウハウが溢れている。そんな中、手堅い「スモールビジネス」で会社を組織化し、2024年に7億円での事業売却を成し遂げた起業家・わさびのくりやま氏(@biz_kurichan)は、「成功への最短ルートは、すでに答えが出ている市場にある」と説く。
本稿では、同氏が実体験から導き出した「ゼロから資産を作る全技術」を徹底解説。なぜ「飲み会の雑談」がビジネスの勝機になるのか。凡人でも勝てる「代行ビジネス」や、利益を最大化するAI活用術とは何か。資金もスキルもない状態から、泥臭くも合理的な戦略で莫大な収益を得るまでの道筋を、余すところなく語っていただいた。全6回の第5回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「副業・スモビジで億り人に――令和の“稼ぎ方”新常識」の一部です。
目次
買い手が喉から手が出るほど欲しがる事業の作り方
ここからは少し視座を上げて、「会社の売却(M&A)」という出口を見据えた話をします。僕は会社を約7億円で売却しましたが、その時に強く意識していたのは、会社というものを、自分の一部としてではなく、一つの「投資商品」として客観視することでした。
会社を買う側、つまり買い手企業にとって、M&Aは投資です。10億円で会社を買うなら、将来的にそれ以上のリターンがなければ買う意味がありません。だからこそ、売却を目指すなら、買い手が「これは買いだ」と判断するような魅力的な商品に仕上げておく必要があります。
会社を数億円で売却するための“黄金の方程式”
その評価軸となるのが、大きく分けて3つの要素です。
一つ目は「収益の継続性」。一発屋ではなく、来年も再来年も安定して利益を生み出し続ける仕組みがあるか。
二つ目は「成長性」。その市場自体が伸びていて、会社も右肩上がりで成長しているか。
三つ目は「希少性」。他にはない独自の強みや、参入障壁の高いポジションを築いているか。
僕の会社の場合、ITという成長産業に身を置いていたことが前提としてありました。IT企業を買いたい会社は山ほどありますが、売りに出ている優良なIT企業は少ない。つまり需給バランスが崩れていて、売り手市場だった。これが「希少性」です。そして、その中でしっかりとした組織を作り、安定した収益基盤を持っていたことが「継続性」の評価に繋がりました。