「豊臣景気」に乗り遅れるな!大河ドラマ解説YouTuberが教える「大河銘柄」公開

本稿で紹介している個別銘柄:住友金属鉱山(5713)、住友金属鉱山(5713)、近鉄グループホールディングス(9041)、JR西日本(9021)、名古屋鉄道(9048)、KNT-CTホールディングス(9726)、学研ホールディングス(9470)
株価は過去最高水準、企業業績も好調。ゴールドや不動産価格も値上がりを続け、日本全体が“景気のいいムード”に包まれている。
そんななかで2026年に放送される大河ドラマ『豊臣兄弟!』は、農民から天下人へと駆け上がった豊臣秀吉と、その参謀として陰から政権を支えた弟・秀長が主人公だ。
豊臣家といえば、『黄金の茶室』『黄金の千成瓢箪』のような逸話も多い、まさに株高・ゴールド高・インフレ時代にふさわしい大河ドラマだ。
大河ドラマ解説YouTube『戦国BANASHI』のミスター武士道氏は次のように語る。
「大河ドラマは観光・ゲーム・食品など幅広い波及効果があることが知られています。昨年の『べらぼう』、一昨年の『光る君へ』に比べて戦国時代をテーマにした『豊臣兄弟』はゆかりの地が全国にありますし、ゲームなどとの親和性も高いと言えそうです」
となれば、投資目線でも黙ってはいられない。今回は『豊臣兄弟!』にまつわる注目企業をピックアップ。投資家が注目すべき、大河ドラマ関連銘柄を一挙に紹介する。連載全3回の第2回。
目次
豊臣家を支えた資産
豊臣家を支えた資産の象徴は何と言っても「ゴールド」です。莫大なゴールドは秀吉の天下統一だけでなく、死後も豊臣家を支え続けました。大阪の陣の軍資金も、秀吉が溜め込んだゴールドによって賄われたと言われています。
そして2026年現在、世界情勢の不安定化やインフレを背景に、ゴールド価格は歴史的な高値圏を更新中。まさに今、再び「ゴールドの時代」を迎えつつあります。
そんななか、注目したい銘柄は住友金属鉱山(5713)です。鹿児島県にある国内最大級の金鉱・菱刈鉱山を保有しており、実際に日本で金を掘っている数少ない企業のひとつです。さらにそのルーツをたどると、天正十八年(1590年)創業の「住友本店の銅吹所」に行き着きます。
秀吉がまだ存命だった時代に端を発する歴史を持つ企業という点でも、今回の大河と重なる要素があります。秀吉にあやかって投資してみるのも一興でしょう。
注目すべき西日本の鉄道株
近鉄グループホールディングス(9041)、JR西日本(9021)、名古屋鉄道(9048)
今回の大河ドラマでは愛知、岐阜、滋賀が前半の舞台となります。秀吉の出身地である名古屋や、最初の城持ち大名となった長浜など、ゆかりの地にはファンが数多く押しかけるはずです。これらの地域へのアクセスは名古屋鉄道やJR西日本が担っており、周遊需要の恩恵を受けそうです。
また、後半では秀長の居城であった大和郡山城がある奈良県が重要な舞台になります。奈良が大河ドラマの主役級舞台になるのは史上初。自治体も町おこしや観光産業支援に力を入れてくるでしょう。奈良県へのアクセスは近鉄が強く、大河ドラマ館を中心にしたバスツアーや周遊型の企画とも相性がいいエリアです。
特に近鉄は追い風が重なります。京都のオーバーツーリズムが問題になる中、「京都からちょっと足を延ばして奈良へ」という流れが生まれやすい。さらに2030年には大阪・夢洲でIR(統合型リゾート)の開業が予定されており、近鉄は夢洲への延伸計画を進めています。大河ドラマによる奈良観光の盛り上がりと、IRによるインバウンド需要。この二つが重なる近鉄は、中長期で注目しておきたい銘柄です。