スキルも経験も不要!AIで「仕事を奪う側」に回る・・・普通の人のための副業術

ChatGPTが公開されてから2年あまり。生成AIは今や、ビジネスパーソンの日常に深く入り込んだ。仕事が楽になった反面、「このままでは仕事を奪われるのでは」という不安を抱える人も増えている。給料が上がる見込みは薄く、副業への関心は高まるばかりだ。
「AIで仕事を奪われると騒がれている裏には、AIで仕事を奪っている人がいる」
書籍『AI副業の教科書』が10万部を超えるあべむつきさんはこう語る。
スキルも実績も、特別な才能も必要ない。AIが「価値」を作れるようになった今、普通の人が副業で稼ぐ時代が始まっている。最初の一歩の踏み出し方とは。連載全3回の第1回。
目次
副業には「勝ちパターン」がある
私はAI副業に特化した情報を発信するYouTuberです。登録者数24.5万人のチャンネルで副業で稼ぐ人へのインタビュー動画や実践的なノウハウを届け続けています。
10年ほど前、副業の発信を始めた頃は、副業という言葉を出すだけでうさんくさく思われることが珍しくありませんでした。転売や情報商材で一発当てるといった後ろ暗いイメージが強く、まともな人がやるものではないという空気がありました。
それが今は、ごく普通の会社員が副業をすることも珍しくなくなっています。変化の背景は大きく二つあります。一つは国が副業を推進する方向に舵を切ったこと。厚生労働省が副業・兼業を促進するガイドラインを整備したことで、これまで就業規則で副業を禁じていた企業も対応を迫られるようになりました。
もう一つはAIの登場です。かつて副業には、文章を書く力や動画編集のスキルといった明確な能力が前提として必要でした。それがAIによって肩代わりできるようになった。文章も画像も動画も、AIを使えば一定のクオリティで作れる時代になったことで、スキルを持たない人の参入障壁が一気に下がりました。
制度的な追い風と技術的な追い風が重なり、副業は今や「やる気があれば誰でも踏み出せるもの」になりつつあります。
かつて「副業をやる人」と「やらない人」の間にあった高い壁は、今やほとんど消えかけています。
副業への参入障壁が下がったことは、私自身の実感としても強くあります。以前は副業を始めようとする人に「まずスキルを身につけてください」と伝えることが多かった。でも今は違う。AIを使えばその部分をカバーできるので、最初にやるべきことの話から始められるようになりました。副業を取り巻く環境は、この数年で根本的に変わっています。
AIで「仕事を奪う側」になるために
参入障壁が下がったということは、副業の可能性が誰にでも開かれたということです。多くの人はまだ「AIに仕事を奪われる側」の視点でしか考えていません。私はこう考えています。AIで仕事を奪われると騒がれている裏では、AIを使って仕事を奪っている人が確実に存在する。そちら側に、スキルのない個人でも回れるようになったのが今の時代です。
AIが登場する前、副業には明確なスキルが前提でした。プログラミングができる、文章が書ける、そういった能力を持った人だけが参入できる世界でした。私も副業を教える立場として、まずスキルを身につけてもらうところから始めていました。あるいは転売のように市場の歪みを掴んで稼ぐというルートもありましたが、どちらにせよ何らかの武器が必要だった。
それがAIによって変わりました。動画が自分で撮れなくてもAIが映像を生成してくれる。滑舌が悪くてもAI音声が代わりに語ってくれる。かつては「発信できる人」が限られていたから稼げる人も限られていた。その制約がなくなった今、誰もが発信して誰かの役に立つことができる。それがそのままお金につながる時代になりました。