湾岸は終わった、時代は「埼玉・川口」だ!…不動産インフルエンサー「東京ではもう1億ないとまともなタワマン無理」

不動産は「住まい」であることはもちろんながら、同時に「資産形成の手段」でもある。タワマンを購入して数千万円もの利益を獲得した「タワマン長者」は少なくない。
どうしても湾岸エリアに注目が集まりがちだが、「湾岸も人気ですが、埼玉の川口、浦和、大宮エリアのマンションに私は注目しています。特に川口は自分自身住んでいますし、これからの発展が期待できるエリアです」と語るのは、X(旧Twitter)にて不動産関連の投稿が注目を集めている、すんで埼玉(@sunde_saitama)氏だ。その人気から、フォロワー数は3.2万人を超えている。
同氏に、世帯年収別の注目エリアと、そのエリアが今後、なぜ期待できるのかについて聞いた。みんかぶプレミアム特集「タワマン・戸建て 購入術」第1回。
目次
東京のタワマンは1億円スタート。それでも湾岸にある億超えタワマンの人気が根強い理由とは
今、東京でタワマンを買おうと思えば、その価格は1億円からスタートです。実際に、「東京で1億円程度のタワマン」という条件で物件を探している人はとても多いので、物件数の供給もそれに比例して増えてきています。
そういう、億超えのタワマンを購入したい人たちは、世帯年収1500万円以上の「総合職共働き世帯」が多いですね。「総合職二人で頑張っている自分たち」に見合うピカピカ物件を探していくと、結局、東京の1億円未満の物件では満足しづらい、ということです。
ただ今は、1億円以上の物件でも、どんどん購入されていっています。
その要因としては、年収の高い仕事が東京の東側に寄ってきていることと、タワマンは豊洲などの湾岸エリアに数多く立地していること、この2つがあります。
有楽町・丸の内エリアには、外資コンサルや外資系金融機関、監査法人、総合商社など、いわゆる「高給取り」のサラリーマンが勤める優良企業が集積しています。そういう人たちが、「通勤時間ドアtoドア30分以内」「資産価値も考えて」「自分たちが満足して住める」物件などという条件から考えていくと、自然と湾岸エリアのタワマンがひとつの選択肢になる、ということです。