年商10億超の起業家が目撃した「1日3時間で月300万稼ぐパート」の衝撃…普通の会社員が月10万を手堅くもぎ取る2026年最新の”生存戦略”とは。
「まずは手軽な『せどり』から」——そんな軽い気持ちで始めた副業は、時給換算で数百円という報われない消耗戦だった。資金のない大学生がブックオフを回り、イベント集客に時間を費やして痛感した「ビジネスの残酷な現実」。
Web集客を主軸に年商10億超えの事業を作り、事業売却を経験した古瀬貴将氏。X(旧Twitter)では「サーモン」というアカウント名で発信する彼は、「真面目な会社員ほど、努力の方向性を間違えて疲弊してしまう」と語る。では、ごく普通の会社員が「月10万円」の壁を手堅く突破するにはどうすればいいのか。2026年の今、彼が「知識ゼロなら迷わずこれを選ぶ」と断言する、最も現実的な生存戦略に迫る。全4回の第1回。
みんかぶプレミアム連載「副業・スモビジで億り人に 令和の稼ぎ方新常識」
目次
大学時代ブックオフを使った「せどり」から撤退した理由
皆さん、はじめまして。Xにてスモールビジネスや副業に関する情報発信をしているサーモンと申します。
私は大学時代にインターンを経て独立し、最終的には年商10億円以上まで会社を成長させ、事業売却を経験しました。
当時は自己啓発ブームの真っ只中でした。私も堀江貴文さんや西野亮廣さんなどの本を読み漁り、「若いうちに1人で稼いでみよう」と感化された一人です。本に書いてあったことをそのまま実践しようと考え、最初に手を出したのは「本のせどり(転売)」でした。原付バイクに乗り、県内中のブックオフを回って、赤いバーコードリーダーでひたすら本をスキャンし続ける毎日です。
しかし、やってみてすぐに厳しい現実に直面しました。利益の出る本を見つけるのは難しく、一番調子が良い時でも、月に数万円の利益を出すのが限界だったと記憶しています。何より気になったのは、その労働集約的な構造です。「自分が動くのをやめた瞬間に、お金が入ってこなくなるモデルだな」と気づき、これでは将来的に楽にならないと感じて、せどりからは即撤退することにしました。
甘い誘惑を回避できた「相談相手」の選び方
実を言うと、「お金を稼ごう」と意気込んで動いていたこの時期、いわゆる“意識高い系”の学生だった私には、マルチ商法などの怪しい誘いもたくさん舞い込んできました。副業を始めようとモチベーションが高まっている時ほど、こうした「誰でも簡単に稼げる」といった甘い言葉に足元をすくわれやすくなるのかもしれません。
しかし、私はそうした誘いに乗ることはありませんでした。それは、「自分と利害関係がなく、かつ実績のある人に意見を聞く」という自衛策を持っていたからです。何かを持ちかけられた時は、フラットに客観的な意見をくれる実績者に相談するようにしていました。初心者がビジネスを始める際、変な罠に騙されないためには、こうした「質の高い客観的な視点」を与えてくれる相談相手を見つけることが非常に有効だと感じています。
100時間を無駄にして知った「集客力」の残酷な真実
せどりを辞めた後、次に挑戦したのは「学生と経営者をマッチングさせるイベント」の企画でした。需要があるはずだと信じ、集客のために地元のローソンなどを1件ずつ回って「ポスターを貼らせてください」とお願いして歩きました。おそらく100時間くらいは稼働を注ぎ込んだと思います。
しかし、当日会場に集まったのは、たったの4、5人でした。この手痛い失敗から私が学んだのは、「商品や企画が何であれ、売れる(集客できる)能力さえ身につければ、お金には困らないのではないか」という事実でした。