第2回 「星の数ほどある!?民間資格の“見極め方”を学ぶ」
こんにちは。先日よりスタートしました「みんかぶ資格部」ですが、余裕資産をつくる・増やす第一歩として資格取得を考え始めていただけたでしょうか?
前回の結びで触れたように、数ある資格の中から収入増につながる資格を見定め、さらに「やりたい事や可処分時間などに応じて自分に合ったものを選ぶ」ことが重要です。いざその作業へ着手したところで、多くの人にとって頭に浮かぶのが “その中のどの資格を”取ればいいのだろうという疑問ではないでしょうか?
目次
民間資格における「実施団体」の観点
資格試験を受けるにあたっては、いずれであれ多少なりとも時間を割くことが求められますが、だからと言って本業や家庭があるなかでは限界もあります。
思うような受験対策ができず不合格、また勉強して受験して…ともなれば、結果的に多くの時間と費用を費やすことになるでしょう。“何がなんでもこの資格を取らねば”というケース以外、それは必ずしも生産性の高い作業ではありません。
幸か不幸か日本だけを見ても“資格”と名のつくものが数多くあるなか、あえて今回取り上げるのは「民間資格」です。
資格数の多さは民間資格の存在に起因すると言って過言ではないほど、あらゆる民間団体、協会、企業などがそれぞれに独自の基準を設けて任意に資格を認定しています。
それらを網羅的に捉えて語ることは必ずしも容易ではありませんが、実施団体に着目すると次のように大別できます。
区分 | 資格 |
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公益法人が実施している資格 (認定を各所轄官庁が担っているものもある) | 実用英語技能検定 色彩検定 証券アナリスト(CMA)、ソムリエ |
商工会議所など半官半民の団体が実施している資格 | 簿記検定 ビジネス実務法務検定試験 |
協会などの任意団体、企業、スクールなどが実施している資格 | アフィリエイテッド ファイナンシャルプランナー マイクロソフトオフィススペシャリスト |
そもそも一般的に民間資格は、国家資格・公的資格に比較してステータスの劣るものが多いとされています。
ただし上記の通り省庁からお墨付きが得られるものもあれば、「これも民間団体による資格なのか」と思うくらい当該業界の中では重要視されているものもあります。
すなわち、分類だけで判断するのも早合点になりかねず、聞いたことがない資格ほど実施団体のルーツや資格認定制度の歴史を調べてみることが重要です。
民間資格の主なジャンル
資格を目にした際の第一の着眼点がわかったところで、次に資格のジャンル(分野)です。大きく分けて次のようなものがあります。