月収150万人事コンサル、月250時間労働の「パンク状態」からの脱却。仕事を捨ててAIを学んだ1ヶ月の死闘
「人事のコンサルティング業務や支援業務は、膨大な作業量と細かい調整に追われ、どうしても長時間の労働が必要になる」――そんな業界の常識を軽やかに覆し、AIを徹底的に駆使して労働時間を半分以下に削減しながら、同時に月収の大幅アップを実現した人物がいる。清水奈央氏だ。
同氏は、テクノロジーが爆発的に進化した今こそ、自分の仕事の進め方や頭脳をAIにインストールし、業務を自動化できる絶好の機会だと語る。本稿では、組織の理不尽な調整や長時間のデスクワークから解放され、人生の主導権を取り戻すためのAI活用戦略を同氏が徹底解説。未経験者がゼロから“AI富裕層”を目指すためのロードマップを、本人の言葉による語り下ろし形式で余すところなくお届けする。全3回の第1回。
みんかぶプレミアム連載「AI富裕層への最短ルート」
月250時間稼働。手作業に殺されかけた人事コンサルのリアル
私は現在、起業して1年ちょっとが経ったところで、主に人事系の支援業やコンサルティング業を行っています。具体的にどのような仕事かというと、企業様向けに採用活動の支援、組織開発、そして人事制度の設計などを提供するサービスです。社会人の頃からずっと人事(HR)系の仕事に携わってきました。
私がAIと出会い、どのように関わってきたかという「AI遍歴」についてお話ししますと、実は「ChatGPTにわからないことを聞いて、答えてもらう」というような基本的な使い方は、もうかれこれ3年以上前からやっていました。しかし、劇的な変化が起きたのは、今年の4月末から5月くらいにかけてのことです。この時期に私は「Claude」というAIを本格的に触れ始め、勉強を開始しました。そこからは、「わからないことを聞く」という使い方から、「AIそのものに自分の仕事を完全にやってもらう」というチャレンジへと大きくシフトしたのです。今現在では、私の抱えている仕事のほとんどをAIにやってもらっていると言っても過言ではありません。
AIを本格的に使い始める前の私は、月の稼働時間が250時間くらいに達しており、完全に「パンク状態」でした。当時の月収はだいたい150万円ほどです。人事系の仕事というのは、皆さんが想像する以上に細かく、手間のかかる事務作業が山のようにあります。例えば、採用スカウトの対象者をピックアップする業務、無数にある候補者との面接日程の調整、データ集計や分析業務などが日常的に発生します。
さらに厄介なのが、求人票を一つ変更した場合、それを複数の全媒体に手作業で反映させなければならないという点です。それに加えて、採用エージェントへの周知業務なども全部人間の手でやっていました。会議の議事録も全て手で取り、それを読み込んで「次回までにPDCAで何をすべきか」を人間が処理していたのです。これでは250時間働いても時間が足りないのは当然でした。