不動産価格上昇中!とくに注目される不動産銘柄を5つ厳選…強みはズバリ●●に土地・建物を持っていること

本稿で紹介している個別銘柄:三菱地所(8802)、三井不動産(8801)、サッポロホールディングス(2501)、東急不動産ホールディングス(3289)、阪急阪神ホールディングス(9042)
人口減少が続く日本だが、都市部では不動産価格の上昇が継続中だ。その中で不動産を持つ企業にも注目が集まっている。都心部などに低い価格で土地を持つ企業は、土地を時価評価すると莫大な含み益を持つ可能性がある。主に都心部に土地やビルなどの不動産を持ち、不動産価格の上昇とともに株価上昇の可能性がある銘柄を取り上げた。みんかぶプレミアム特集「2025年最強銘柄84」第8回「不動産」ーー。
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コロナ禍明け後、上昇が続く不動産価格
コロナ禍で一時的な不動産価格の下落はありましたが、大都市圏を中心にコロナ禍前から不動産価格の上昇が続いています。コロナ禍明けに加えて、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻もあり、世界的なインフレが進むと、国内大都市圏の不動産価格は再度上昇が進みました。
日本は既に人口減少社会入りしており、地方では空き家問題が発生するなど不動産価格の上昇要因に乏しい状態です。しかし東京を中心に、都市部では今も不動産価格の上昇が続いています。
都市部で不動産を保有する企業に注目が集まりやすい状態に
低コストで土地を保有する企業について、土地を時価評価した時のPBRと現在のPBRを比較して割安銘柄に投資する方法は古くからあります。デフレ時代は不動産価格の下落が続いたため、本投資手法は、安値圏で株価が動かない、という低PBR銘柄特有の値動きに苦しめられることも多くありありました。
しかしインフレ時代に入り、本投資方法が改めて注目されています。インフレが古くからある投資手法に魂を入れた形です。