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新NISA、新局面!どの商品買えばいい?プロが教える「これから注目すべき投資先」…金ETF、金の投資信託カギに

 2024年は記念すべき新NISA元年だ。しかし7月末の日銀が利上げ、そして9月の米FRBの利下げがあり、金融市場は大きな転換期を迎えることになった。新局面を迎える株式市場において、新NISAで投資可能な注目銘柄を紹介する。みんかぶプレミアム特集「資産防衛白書」第11回。

目次

スタートでつまずいた新NISAも回復傾向

 2024年も既に10月ですが、2024年はNISA制度が大幅に拡充された新NISA元年という記念すべき年です。新NISAのスタートを期に、多くの個人投資家が投資家デビューを果たしました。

 1月から順調に上昇した株式市場ですが、7月末の日銀の利上げを契機に8月前半は株式市場が大荒れとなり、一時的に新NISAでの投資スタート組のほとんどが含み損に陥りました。投資デビュー1年を経過せず、いきなり肝を冷やした方も多かったのではないでしょうか。しかしその後の株価の回復により、新NISAによる投資家の含み損もほとんどが解消されました。

資産運用で結果を1年目から求めるのは尚早

 NISAは長期の資産形成を目的にスタートしています。そして2024年にその制度が大幅に拡充されました。新NISAを利用して投資を行うことで、配当及び株式売却益が出ても税金はゼロであり、新NISAは“税金ゼロ”という面が強調されている面があります。

 投資は大きく分けると、投機・投資・資産運用の3種類に分類できます。その中で、新NISAが想定しているのは3番目の資産運用です。資産運用は長期視点で行うものであり、一時的な相場の上下に一喜一憂するものではありません。確かに8月上旬の株式市場の下落は急でしたが、このような事態は株式市場では時折発生します。今回も実際にその後は回復しました。仮に回復せずとも、資産運用で結果を1年目から求めるのは急ぎ過ぎです。

 資産運用は長期視点で資産増加を目指すもの、という新NISA制度の目指す方向性は充分理解する必要があります。

金融新局面入りで注目される投資先

 資産運用は長期視点で行うもの、という大前提はあるものの、2024年は8月の日銀の利上げと9月の米FRBの利下げという金融政策の大きな転換期を迎えました。このため、今後の金融市場はこれまでとは異なる、新たな流れが生じる可能性があります。新NISAでの資産運用も、この変化を踏まえた対応が求められます。

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この記事の著者
石井僚一

金融・投資ライター 大手証券グループ投資会社への勤務を経て、個人投資家・ライターに。株式や為替の関連記事、IPO関連記事、資産運用記事などを執筆中。ブックライティングやインタビューも手掛けている。 Twitter:@writerIshii

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