「S&P500が高すぎて買えない」と待つ人は勝てない・・・著名投資家が実践する「暴落時に活きる逆転マイルール」

2026年下半期は、10%規模の物価高や地政学リスクにより、現金を抱えるだけではインフレで資産が目減りする局面が続いている。
だが、どれほど熱心に働いて投資に回しても、目先のテクニックに惑わされていては資産は増えない。
「実は、資産を大きく増やせるかどうかの裏には、世間の大半が気づいていない“ある数字の法則”が隠されているんです」
そう語るのは、貯蓄ゼロから個人資産3億円を築いた「ライオンじゅんさん」こと、金盛潤一氏だ。
今回は金盛氏に、混迷する相場環境でも決して惑わされない投資のマイルールを伺った。インタビュー連載全2回の第1回。
目次
多数派の意見は、すべて「嘘」と判断
ーー世間の大半が気づいていない「ある数字の法則」とは一体どのようなものなのでしょうか。
経済の世界に伝わる「3:97の法則」です。
いま、地球上に存在するすべての富のうち、実に90%以上をわずか3%の人間が独占している事実をご存じでしょうか。残りの97%の人々が、わずか数%の富を分け合って暮らしているのが実態です。
この現実を踏まえると、投資で大きな成果を出したいと考えたとき、まず何から始めるべきかが見えてきます。
結論から言えば、世間の大半が正しいと信じている「多数派の意見」はすべて嘘、あるいは自分には関係のないものだと判断する必要があるのです。
なぜなら、その他大勢と同じ考え方を選び、同じ行動をなぞっている限り、抜け出せるのは97%の枠の中に留まってしまうからです。
ーーですが、世間一般で言われる「コツコツ節約をして、手堅いインデックス投資を長年続けるのが一番安全だ」というアドバイスは、非常に理にかなっているように思えます。それを嘘だと決めつけるのは、少し極端ではないでしょうか。
社会一般の基準から見れば、5年から10年といった短い期間で経済的自由を手にする「FIRE」のような生き方は、完全に異常な結果です。
普通ではない特別な成果を求めているにもかかわらず、周囲と同じように節約に励み、同じようなペースで運用していては、目的地に到達できるはずがありません。
人並み外れた結果を出したいのであれば、まずはその他大勢が信じ込んでいる常識を、一度きれいに捨てるべきです。
新しい挑戦を始めようとするとき、親切心を装って「そんなリスクを取るのはやめろ」「投資だけで生活できるわけがない」と足を引っ張ってくる周囲の人間は必ず現れます。
彼らは心配しているだけで悪気はないのですが、そのような言葉を真に受けて立ち止まってしまうと、元の世界に引き戻されます。
周囲に反対されたり、バカにされたりする状況は、むしろ自分が少数派の正しい道を進んでいる決定的な証拠だと捉えて、すべてスルーして構いません。