見た目の美しさに隠された致命的な罠。初心者が安易に飛びつき将来売るに売れなくなる「負動産」の共通点
「内装が新築同様にピカピカで、しかも相場より安い」。そんな魅力的な物件を見つけたとき、知識のない初心者は喜んで飛びついてしまう。不動産インフルエンサーのちょうすけ氏は、その安さと綺麗さの裏にこそ「将来売るに売れない」致命的な罠が潜んでいると警告する。
本稿では、ポータルサイトからの直接問い合わせに潜む「担当者ガチャ」のリスクと、本物のプロを味方につけるルートを解説。さらに、銀行評価が下りず出口戦略が完全に崩壊する“負動産”の正体まで、資産形成を台無しにしないための最終防衛線を余すところなく語っていただいた。全5回の第5回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「マンション・住まいで稼ぐ――シン富裕層への黄金ルート」の一部です。
目次
気になる物件を見つけても「直接問い合わせ」は要注意。不動産業界の仕組みから見た合理的防衛策
気になるマンションを見つけたとき、ポータルサイトのフォームから直接問い合わせをする方も多いと思います。しかし、私からのアドバイスとしては、これは不動産の仕組みを理解している「上級者向け」のアクションだと思っています。
なぜなら、ポータルサイトから直接問い合わせをすると、こちら側で自分の味方となる仲介業者を指定することができず、基本的にはその物件を掲載している売り主側の業者のところに直接連絡がいってしまうからです。そうなると、当日あなたを案内し取引を進める担当者が完全な「ガチャ」状態になってしまい、当たり外れが非常に大きくなってしまいます。
「どんな業者や担当者にあたっても自分の軸で判断できます」という方なら気にせず問い合わせても良いと思います。ですが、初心者の多くにとって、数千万円の買い物で担当者ガチャを回し続けるのはかなりリスクが高いのではないでしょうか。
ハズレ営業マンを引かないための防衛策。信頼できる担当者に繋がる「入り口」の選び方
では、どうすればハズレの営業マンを引かず、あなたの味方になってくれる良い仲介業者さんを見つけられるのか。具体的な方法を2つお伝えします。1つ目は、「知人からの紹介ルート」を活用することです。ご自身の知人や友人の中で、都心のタワーマンションなど、いわゆる属性の良い資産価値の高い物件を買っている人がいたら、「どんな仲介の人にお願いしましたか?」と聞いて直接紹介してもらうアプローチです。
都心のタワーマンションは競争が激しく良い物件が多いので、そういった物件を買えている時に頼んだ仲介担当者は、情報収集能力が高く優秀である可能性が高いと考えられます。間に信頼できる人を通すことで、変な担当者に当たる確率をグッと下げることができるはずです。
ただし、逆にこの後お話しするような売れにくい物件を買っている知人の仲介業者だと、少し癖が強い担当者である可能性もあるので、紹介してもらう相手の物件選びのセンスもしっかり見ておくことが重要です。誰から紹介してもらうかという入り口が、その後の取引を大きく左右します。
ネットの信用を武器にする。インフルエンサー経由で「本物のプロ」に出会うメリット
2つ目は、「インフルエンサールート」を活用することです。最近はSNSでもマンション情報や市況を発信している方がたくさんいます。フォロワーが多く、分かりやすく解説されているインフルエンサーの方などに聞いて、優秀な仲介業者を教えてもらうのも一つの手です。
また、インフルエンサーの方ご自身が不動産仲介のサービスをやっているケースもありますので、そういったサービスに直接お願いしてみるのも良いと思います。彼らはネット上で信用を第一に活動しているため、専門的な知識を持ったプロフェッショナルとして誠実に伴走してくれるはずです。
初めてのマンション購入は決めることも多く、専門的な知識も必要になります。自分だけで決めようとせず、優秀なプロの力を賢く借りるというのは、マンション選びを成功させるための非常に有効な戦略だと思います。