「文章が得意ではなかった会社員」が書く副業で年商600万円…会社員がnote・Kindleと相性がいい理由
「副業で稼ぎたい。でも、何から始めればいいのかわからない」——そんな悩みを抱える会社員も少なくないでしょうか。動画編集、せどり、AI副業、SNS運用など、副業の選択肢は多岐にわたります。
シンプリストやまだ氏は、会社員として働きながらKindle出版、note、SNS運用、コンテンツビジネスに取り組み、2025年の副業年商は約600万円に到達しました。現在は会社員として時短勤務をしながら、副業と家族との時間を両立しています。
「文章が得意だったわけではありません。会社員としては理系の技術職で、普段書く文章といえば、お客さんへのメールくらいでした」
そう語る同氏は、どのようにして“書く副業”で本業以上の収入を得るようになったのでしょうか。
第1回では、Kindle出版とnoteに挑戦したきっかけ、最初の収益化、そして初心者が最初に持つべき考え方を聞きました。
みんかぶプレミアム特集「サラリーマンの副収入術 」
目次
文章が得意だったわけではない。始まりは小さなきっかけだった
私が最初に始めたのはKindle出版です。ただ、最初から「副業で大きく稼ごう」と思っていたわけではありません。
きっかけは、自分自身の体質改善の経験でした。私は花粉症を改善した経験があり、それを何かしらの形で発信できないかと考えていました。最初はブログを書いてみたのですが、健康系のテーマは検索でなかなか上位に上がりません。いわゆるYMYL領域で、個人がブログで勝つのは難しいと感じました。
そんなとき、Kindleなら無料で出版できると知りました。誰でも本を出せるなら、一度やってみようと思ったのが始まりです。
最初の月に入ってきた印税は1400円ほどでした。金額だけ見れば小さいかもしれません。でも、私にとってはものすごくうれしかったんです。自分の経験を書いたものが誰かに読まれ、お金になった。その感覚が面白くて、そこからKindleをどんどん出すようになりました。
テーマは、節約のコツ、少食のコツなどです。自分が実際に試してきたこと、失敗したこと、工夫したことを本にしていきました。
Kindle出版3カ月で月1万円、半年で月10万円に到達できた理由
最初の月は1400円。その次の月は3000円、5000円と少しずつ伸びていき、3カ月ほどで月1万円、半年後には月10万円ほどになりました。
売れた理由を振り返ると、やはり「一次情報」を入れたことが大きかったと思います。今はAIを使えば、文章自体は誰でも簡単に作れます。Kindleもnoteも、やろうと思えばすぐに出せる時代です。
ただ、AIだけで書いた文章は読まれにくいと感じています。AIはネット上にある情報の平均点を出すのは得意です。でも、その人自身の苦労や失敗、感情が揺れ動いたエピソードは出せません。
読者が読みたいのは、単なる正論ではなく、「この人は実際にどうしたのか」というリアルです。私の場合も、少食を続けるために何を工夫したのか、どこでつまずいたのか、どんな変化があったのかを書きました。そうした体験談があったからこそ、読者に届いたのだと思います。