暴落の予兆とリスク分散・・・資産2億円投資家が注視する2026年後半に向けた戦略
2026年10月、東証によるTOPIX構成銘柄の除外判定が初めて実施されます。2年で4回、400銘柄程度が対象になるとされ、除外が決まれば業績とは無関係に売りが出る可能性があります。
文房具店主としても仕事をこなしながら、資産2億円を築いた「名古屋の長期投資家」ことなごちょうさんは、この相場をどう見ているのでしょうか。
暴落の予兆の読み方、そして「流行りもの」を避ける理由を伺いました。 インタビュー連載全2回の最終回。
ーー2026年後半に向けて、なごちょうさんが注視していることは何ですか?
1つ目は、AI関連銘柄の動向です。
少し前にスペースXが上場しましたが、その前に宇宙関連銘柄が急騰したことがありました。その後は暴落しました。オープンAIやアンソロピックの上場に伴ってこれと似たようなことが起きると、相場への影響は大きいと思います。
2つ目は、東証のTOPIX除外問題です。TOPIX構成銘柄から除外される銘柄にとっては株価の重しになる問題だけに、当落線上にあるような銘柄では注意が必要です。1回目の期限が2026年8月31日で、同年10月に除外銘柄が決まります。流動性や浮動株時価総額などの条件で判定されるのですが、TOPIXから除外されるとインデックス投信の機械的な売りが出ることが予想されるため、市場へのインパクトはあると思っています。
当落線上の銘柄を事前に調べる
ーー2026年後半において留意しておくべきリスク、またそのリスクの顕在化を示唆するシグナルのようなものはありますか?
やはり、先ほどお話をしたTOPIX除外問題です。2年で4回の除外判定を行って、400銘柄程度が対象になるとされています。決して少ない数字ではなく、候補になりそうな銘柄にとっては大きなインパクトがあります。
合計で4回の判定をする計画のうち、2026年10月が1回目です。初めてのことだけにインパクトは大きくなると予想されるため、当落線上にある銘柄を保有している方は動向を注視しておく必要があるでしょう。
この問題を受けて、優待や配当を拡充して対象から外れないように対策を打っている企業があります。当落線上の企業を事前に調べておくと、そういった対策を打つ前に先回りして買うことができます。
ーー株式市場の大きなリスクというと、暴落だと思います。2026年後半に、株価の暴落はあると思われますか?
2024年8月にあったような暴落があるとするなら、予想に反して大幅な利上げをするなどのサプライズがあったときでしょう。しかし、あれだけ下げてもその後は右肩上がりになりました。金融引き締めをすると実体経済へ悪影響が及ぶため一時的には株価の急落はあるかもしれませんが、その局面をやり過ごせばまた株高の基調に戻ると考えています。