コスメティック田中流、副業YouTubeで稼ぐための企画・サムネ戦略…日常動画が162万回再生された理由
誰も見たことのない企画を、毎回ゼロから発明する必要はあるのか。コスメティック田中氏の答えは、必ずしもそうではない。過去のテレビ番組やネットで親しまれたネタを探すと、現代のYouTubeではまだ作られていないものが見つかるという。
しかし、企画を撮影したからといって、すべてを公開するわけでもない。本稿では、企画の着想、撮影後のボツ判断、さらにWeb広告の仕事を通じて変わったタイトルとサムネイルの作り方を聞いた。全5回の第3回。
みんかぶプレミアム連載「YouTubeはまだ稼げるのか」
昔のネットネタを、まだ存在しない「新世代版」にする
――一見シンプルなのに続きが気になる企画は、どこから着想しているのでしょうか。
いろいろありますけど、例えば、ゴミ拾いイベントの前に海辺のゴミを全部拾ってみる企画は、昔からネットにあるミームみたいなものが元ネタです。それを見て、「これ、新世代版にアップデートしている人はまだいないな」って考えました。
ゴミ拾いイベント、前日にゴミ全部拾ってみた
完全にゼロから作ったように見えるものでも、テレビ番組とかドキュメンタリーまで探すと、似たものは結構あるんですよ。「24時間歩いたら100km進めるのか」という動画も、僕が小学生の頃なら『トリビアの泉』でやってそうだけど、今の時代には見かけないな、という発想でした。【検証】24時間100kmマラソン、休まなければのんびり徒歩で達成できる説
誰かの動画をそのままコピーするというより、昔は見られていた題材の中から、今の人向けにはまだ作り直されていないものを探す感じですね。僕は、ゼロから1を生むより、すでにある1を今向けに広げる企画の方が多いと思います。
けにはまだ作り直されていないものを探す感じですね。僕は、ゼロから1を生むより、すでにある1を今向けに広げる企画の方が多いと思います。
「面白くなければ公開しない」ボツになった企画
――思いついた企画は、撮影前の段階で面白くなるか判断できますか?
そこは、撮る前だと分からないこともありますね。今も動画を頻繁に出しているわけじゃないですけど、2〜3カ月に1回ぐらいは変な企画を撮っています。ただ、実際に撮ってみたら面白くなくて、ボツにしているものも結構あります。
例えば、1日で大学の学園祭をどれだけ回れるか、みたいな企画で、合計15カ所ぐらい回ったんですよ。でも出来上がったものを見たら、本当に回っているだけで(笑)「これは別に面白くないな」と思って、そのままボツにしました。