月収200万「ド文系」人事コンサルが挑んだデバッグの壁。そして「教える側」で月収を底上げする戦術
「人事のコンサルティング業務や支援業務は、膨大な作業量と細かい調整に追われ、どうしても長時間の労働が必要になる」――そんな業界の常識を軽やかに覆し、AIを徹底的に駆使して労働時間を半分以下に削減しながら、同時に月収の大幅アップを実現した人物がいる。清水奈央氏だ。
同氏は、テクノロジーが爆発的に進化した今こそ、自分の仕事の進め方や頭脳をAIにインストールし、業務を自動化できる絶好の機会だと語る。本稿では、組織の理不尽な調整や長時間のデスクワークから解放され、人生の主導権を取り戻すためのAI活用戦略を同氏が徹底解説。未経験者がゼロから“AI富裕層”を目指すためのロードマップを、本人の言葉による語り下ろし形式で余すところなくお届けする。全3回の第3回。
みんかぶプレミアム連載「AI富裕層への最短ルート」
情報系知識ゼロの「ド文系」がぶつかった、セットアップという最初の壁
これほど便利なAIですが、「じゃあ明日からPCが勝手に動き出してくれるか」というと、全くそんなことはありません。AIに自分の頭脳を見せるためには、GoogleドライブなどのアプリケーションとAIを「連結」させるセットアップが必要です。さらに、自分がPCを触っていなくてもAIが勝手に動くように、「ClaudeinChrome」などの設定や、PCの制御をAIに解除させる設定などをしなければなりません。
私はコードも書けませんし、情報系の知識もない「スーパー文系(ド文系)」でした。ネットで検索しても「どうすれば自動で動くのか」という根本的な設定方法は出てきませんし、そもそも「デバッグ」という言葉すら知らなかったので検索のしようがなかったのです。そのため、毎日手探りでAIを触り続け、自動で動かせるようになるまで、最初の1ヶ月くらいは完全に泥沼の独学でした。2ヶ月目くらいからようやく自動で動くようになり、定期タスクを組めるようになったのです。
また、AIに仕事をしてもらうためには、「AIの回答の癖」を知る必要があります。例えば「メールの自動返信の下書きを作って」とお願いすると、AIは平気で「できません」と返してきます。初心者はここで諦めてしまいますが、そこで「絶対にできるはずだから、なんでできないの?」と突っ込んで聞いてみるのです。すると、「こういう理由でできないけれど、この方法だったらできますよ」と別の解決策を提示してくれます。そこで「じゃあ、最初からその方法であなたがやってよ」と指示すれば、きちんと動いてくれるのです。
私は現在、月額3〜4万円のClaudeの「Max」プランを契約し、「Notta」という議事録アプリや、「タイプレス」という音声入力アプリも併用しています。AIへの指示はタイピングで打ち込むよりも「しゃべりかける」方が、学習スピードが圧倒的に早いです。音声入力なら「え、なんかそうじゃないんだよね」と、タメ語で思ったことをそのまま伝えられます。また、Claudeは画像生成があまり得意ではないため、バナーなどを作る時はGoogleの有料プランで契約している「Gemini」と連携させ、ClaudeからGeminiに指示を飛ばして作らせる工夫もしています。