メガバンクで潰れやすい「16タイプ診断」4つの不適合パターン。INFPやINTP……知性は十分なのにJTCの“儀式”で静かに削られる人々の正体
大手金融、特に文系総合職は、個人の能力値以上に「組織への適格性」がキャリアの明暗を分ける特異な業界だ。SNSで「JTC(伝統的な日本企業)」と揶揄されるその内部は、減点方式の評価体系や「配属ガチャ」に代表される運要素、そして調整や形式作業に忙殺される若手期の構造など、独特の重力に支配されている。では、この過酷な「適応ゲーム」を生き残れるのはどのような性質の持ち主なのか。学歴やキャリアの構造を冷徹に分析する学歴活動家・じゅそうけん氏が、近年定着した「16タイプ診断」を補助線として、大手金融における「詰みやすいタイプ」と「生存適性の高いタイプ」を分析するーー。
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目次
大手金融が求めるのは有能さより「同質性」
大手金融(特に文系総合職)は「優秀かどうか」よりも「向いているかどうか」で明暗が分かれやすい業界の代表だ。JTCという言葉がSNSで頻繁に見られるが、まさにそのような日本の伝統的企業風土が残っており、評価は減点方式、配属は運要素が強く、若手の仕事は営業・調整・形式作業に寄りやすい。
この環境にハマる人もいれば、能力があっても静かに削れていくタイプもいる。メガバンクを適応障害で退職し、スモビジに励む私が言うのだから、説得力もあるというものだろう。そして、その向き不向きは正に当人の性質によるものが強く、その性質を表すものとしてこの3年ほど「16タイプ診断」が定着し、近年は初対面の会話などで聞かれることも多いと言う。ここでは、その16タイプ診断の中で特に詰みやすいタイプと逆に適性のあるタイプについて、考えていきたいと思う。
特に詰みやすいタイプ①:INFP(仲介者)ーー数字と論理の組織において、高すぎる感受性が「自己摩耗」を加速させる
特に詰みやすいタイプの1つめはINFPだ。「INFP(仲介者)」は、繊細で理想主義的な性格として知られている。INFPは内向的(I)、直観的(N)、感情的(F)、知覚的(P)な特性を持ち合わせており、深い思いやりと共感力を備えるとされるが、これが大手金融機関だとどのように働くのだろうか。
まずは評価構造との相性だ。INFPは「誰の役に立っているか」「意味のある仕事か」を重視する。一方、金融の現場は数字・前例・論理が優先されやすく、気持ちや背景は評価に乗りにくい。また、いわゆる「出世競争」的な観点でも欲が薄く、「優しさ」と「意味重視」が競争環境で裏目に出る可能性があるだろう。
業務内容の面でも営業・調整業務では、無理な依頼を断る、圧をかける、損得で割り切るといった行動が求められる。INFPはここでブレーキがかかり、自分だけ消耗する。
典型的な詰み方としては
・頼まれると断れず仕事を抱え込む
・数字競争に意味を見いだせず空虚になる
・「自分は社会不適合なのでは」と誤認する
のようなイメージだ。自身の武器が生かされず、削られやすい環境との相性が悪いと言えるだろう。