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エミン・ユルマズ「S&P500は終了」…厳選!2023年黄金銘柄&要注意銘柄13

*本稿で紹介している個別銘柄:三菱UFJFG(8306)、みずほFG(8411)、三井住友FG(8316)、コンコルディア(7186)、SBIホールディングス(8473)、楽天グループ(4755)、松井証券(8628)、JR東海(9022)、三菱重工業(7011)、川崎重工業(7012)、IHI(7013)、エヌビディア(NVDA)、インテル(INTC)

 植田和男日銀新総裁の誕生は、今後の日本経済にどのような影響を及ぼすのか。複眼経済塾取締役・塾頭のエミン・ユルマズさんは「今年一年の相場は非常に難しい」と言う。しかし、難しい中でも買い場をよく考え、銘柄ベースで投資していくことが重要だと述べる。日本株は今後上昇すると強調するエミンさんが勧める、割安で魅力的な銘柄とは。(全3回の3回目)

もうS&P500はやめておきなさい

――日本では物価上昇によってインフレが進行しているように感じます。

 インフレは最終的には賃金の上昇につながると僕は思います。それは良いことですが、ただ、お金をすでに持っていて貯金している人たちにとっては、良いことではありません。資産が目減りしてしまいます。資産運用というか、むしろ資産保護をすべきですね。

――足元ではインフレが進行している中で、現在の日経平均株価は適正な価格では

 日本株は過小評価されています。しかし、上がるきっかけがない。ここ2、3年前の感覚で言うと、誰も3万円台にいくとは誰も思っていなかった。そんな中で実はドル建ての日経平均が2021年10月頃に最高値を更新したんです。これが1つ、30年にもわたった長期低迷相場の終わりだと思っています。一方で、日本株の取引の約7割が外国人投資家というのも問題だと思います。日本人が市場に戻ってきて、日本人主体で経済が動けばいいのですが。

――日銀の新しい政策もまだ不透明です。もし仮に今の政策が継続となった場合、日経平均をどう予測しますか。

 目先はダウンサイドのほうが大きいので、私は今年は3万円台は難しいと思います。パフォーマンスは米国株よりは良くなるんじゃないかと思いますが、3万円台更新は難しいと思います。ただ、来年は更新するんじゃないかと思います。

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この記事の著者
エミン・ ユルマズ

トルコ・イスタンブール出身。東京大学工学部を卒業、同大学新領域創成科学研究科修士課程修了。野村証券に入社し、投資銀行部門、機関投資家営業部門に携わった後、2016年に複眼経済塾の取締役・塾頭に就任。

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