初任給全額を投資にぶち込むのが経済合理的に正しい理由…7億超え投資家が語る「あなたは何の銘柄を買うべきか」
米国株を中心に1億円の資産を築いてFIREを実現。独立後は法人化して株式投資以外の分野でも大成功し、いまや資産が7億円を超える「億りびと」となった人気ブロガーのたぱぞうさん。そんな彼が今、注目しているのは、2024年にスタートする新NISAを活用したほったらかし投資法だ。みんかぶプレミアム特集「ほったらかし爆上げ投資」第2回では、その理由を、たぱぞうさんのこれまでの投資人生とともに語ってもらった。
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新NISAの登場で日本人の投資環境は大きく変わる
私は2024年に始まる新NISA(少額投資非課税制度)の登場によって、これまでの日本人の投資環境が大きく変わる可能性がある、と考えています。というのも、これまでは、いくら政府が「貯蓄から投資へ」と言っても、非課税枠が大きくなかったから、本来なら株式投資に回ってもおかしくなかった資金が、資産形成には向いていない分野に流れてしまっていました。私の周囲でも、堅実なインデックスや株式とは違う、資産運用に資することのない商品を勧められるままに購入して、痛手を受けてしまったりという話をよく耳にします。
ですが新NISAの内容を見て、あれだけ枠が大きくなれば、そうした余計な分野にお金が回らなくなるのではないかと期待しています。年間360万円の投資枠が非課税になるわけですから、資産形成を目指そうという人なら、多くの場合、NISAだけで十分なはず。若い人たちの老後の生活費を積み立てるという意味では、時間も枠も十分です。だから新NISAという仕組みは、日本人の基礎的な金融リテラシーの向上にもつながるのではないかと思っています。