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一括か、積立か・・・正解は?登録者40万人のFPが実践する「暴落時もほったらかし」にできる“究極”ポートフォリオ

鳥海翔
(c) AdobeStock

 新NISAの普及で、投資への関心はかつてないほど高まっている。個別株で大きな利益を狙う人もいれば、暗号資産に夢を託す人もいる。

 だが、投資家・ファイナンシャルプランナーの鳥海翔氏は、「投資はもっとシンプルでいいんです」と語る。相場予測にも、流行りの投資先にも、鳥海氏はあまり振り回されない。重視しているのは、目先の値動きではなく、無理なく続けられる仕組みをつくることだ。

 今回は鳥海氏に、暴落が来ても慌てずに続けられるポートフォリオの考え方や情報との付き合い方、さらに年代ごとのお金との向き合い方について伺った。

 みんかぶプレミアム特集「まだ上がる?また下がる? 2026下半期の攻め方」第1回。

目次

あれこれ買わない人ほど、お金が増える

ーー前回、鳥海さんのポートフォリオは「現金1〜2割、残りは株式の投資信託」というシンプルな構成だと伺いました。個別株や暗号資産、REITでより高いリターンを狙う考え方を、どう見ていますか。

 私自身は、個別株にはあまり興味がありません。値動きの振れ幅が大きく、私の考え方には合わないからです。REITも買いませんし、暗号資産についても、今の日本の税制を考えると積極的に持つ理由は薄いと考えています。

 もちろん、「もっと増やせるかもしれない」と思って、いろいろな資産に手を出したくなる気持ちはわかります。

 ですが、私の投資の前提は、前回もお話しした通り、「少なくとも20年以上は絶対に使わないお金を投資する」ということです。

 リタイアするまでは、投資で生活を豊かにしようとは考えていません。だから、出さないと決めたお金の値動きは、そこまで気にならないんです。

 そう考えると、長期で見て最も合理的で、かつ余計なことを考えなくてすむ方法を選ぶのがいい。その結果として、インデックス投資だけのシンプルなポートフォリオに行き着くわけです。

正解は“ラクなほう”

ーーNISAの枠を埋めるとき、年初に一括で投資するのと、毎月コツコツ積み立てるのとでは、どちらがよいのでしょうか。一括投資の直後に暴落が来たらと思うと、分散したほうが安心な気もします。

 確率論だけでいえば、できるだけ早く市場にお金を入れたほうが有利です。運用期間が長くなるほど、長期的には資産が増える可能性が高いからです。ですから、すでにまとまったお金があるなら、一気に投資してしまうほうが合理的ではあります。

 しかし、それはあくまで理屈の話でして。実際に年間360万円を一括で投資するとなれば、値下がりが気になってかなりのストレスになる人もいますよね。

 一方で、毎月自動で引き落とされて積み立てられていく形なら、心理的な負担はぐっと下がるはずです。

 私は、「年初の一括投資と毎月積立、どちらが有利か」というわずかな差は、そこまで重視していません。それよりも、自分が不安にならず、無理なく続けられる方法を選ぶことのほうがはるかに大切だと思っています。

 長い目で見れば、どちらを選んでも結果はそこまで大きく変わりません。そうであれば、精神的にラクで続けやすいほうを選ぶのが、投資においては現実的です。

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この記事の著者
鳥海翔

ファイナンシャルプランナー。慶應商学部卒業後、三井住友海上を経て2016年に株式会社Challengerを設立。金融リテラシーの普及を目指し「Private Bank College」を開設。YouTube「鳥海翔の騙されない金融学」は登録者約40万人(2026年2月時点)。東証ETF解説動画コンテスト優勝。ミドルシニアの資産形成を支援し、初の著書『だまされないお金の増やし方』(KADOKAWA)を刊行。

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