AIブームは続く?やはり積み立て投資が良い? “億トレ”の兼業投資家が熱視線を送る注目銘柄と今後の攻略法

本稿で紹介している個別銘柄:プレミアグループ(7199)、日本電子材料(6855)、守谷輸送機工業(6226)、テクノフレックス(3449)
イラン情勢悪化で相場が下落したことで、多くの銘柄が下落している。兼業投資家で億トレのキリン@神戸投資勉強会氏に、現在の環境下での注目4銘柄をうかがった。
株式投資家は何を重視し、どのように立ち回るべきなのか。積み立て投資の活用法などについてキリン氏の考えを聞く。インタビュー連載全2回の最終回。
目次
今後のAIブームの見通しは?
ーー2026年はイラン情勢の悪化はありますが、足元ではAIブームが続いています。今後もAIブームは続くと予想されますか?
AIブームの息は長いと考えています。イラン情勢悪化で国内の半導体関連銘柄も下落していますが、これまでの上昇に比べると下落はまだ限定的です。
ーーただし、半導体銘柄はボラティリティが高いため、下振れのリスクも大きいです。
アドバンテストやキオクシアを始めとする半導体の中心銘柄は、確かにボラティリティが高く下落時のリスクも高いです。それでも半導体銘柄に投資したい時は、半導体の周辺銘柄への投資が選択肢となります。半導体周辺銘柄も足元のAIブームを背景に上昇していますが、ストレートな半導体銘柄に比べるとボラティリティは低いため、落ち着いて見ていられます。
イラン情勢悪化後、注目する4銘柄
ーーイラン情勢悪化はありますが、年初に比べれば相場はプラスを維持している状態です。改めてキリンさんが注目している銘柄を4つほど教えてください。
分かりました。ただし基本的に中長期で注目している銘柄なので、過去のインタビュー時に取り上げた銘柄と重なる銘柄もある点はご了承ください。(各銘柄の株価はインタビューが行われた4月12日時点の水準)
1つ目はプレミアグループ<7199>で、中古車のクレジットと故障保証の企業です。今期(26/3期)はシステムトラブルの影響で追加コストがかかり、正常化に時間を要する結果となりました。システムトラブルの影響が思ったより大きく、また長引いています。しかし、来期業績が正常化すれば見た目がよくなるため(今期の利益が下押しされているので、増益率が高くV字回復となる)、正常化の決算ガイダンスが出ることを期待しています。
時価総額も1,000億円を超えていましたが700億円台まで下落しており、またチャート的にも2024年来の安値水準にあるため反発が期待できます。長期投資目線でよい銘柄だと思います。
2つ目は日本電子材料<6855>です。半導体検査用器具の製造を行う尼崎市本社の企業です。2月発表の3Q決算及び新工場建設のプレスリリースで跳ね上がった後、イラン情勢悪化や増資の発表もあり3月末には最高値の半値近くまで調整が進みました。株価は4月に入り、戻り基調です。PER20倍で割高感はなく、半導体関連として注目しています。ちなみに、地元に近い場所にある企業ですが、いままであまり着目していなかった企業でした。四季報や開示情報を見ていると時折このような銘柄との出会いがあるので、四季報を見る楽しさを再認識しています。
3つ目は守谷輸送機工業<6226>です。ビル・マンションとは異なる、荷物用のエレベーター大手です。保守料が安定的に入るビジネスモデルのため、安定的な成長が継続中です。イラン情勢悪化により3月以降大きく調整して、割高感のない水準(PER20倍前後)まで下落しました。今期以降も安定成長が見込めるため、中長期投資に適した銘柄です。
4つ目はテクノフレックス<3449>です。配管用の継ぎ手製造の大手企業で、半導体装置用の継ぎ手も手がけており、広義の半導体周辺銘柄となります。チャートを見ると2025年から右肩上がりの株価上昇が続いており、3月の調整も比較的小さい状態です。まだPERも20倍未満で割高感はありません。自分の勉強会で、他の投資家の方に教えてもらった銘柄です。