Kindleで印税300万稼ぐ会社員が語る「売れるための3つのポイント」…初出版で完璧を目指す人がつまずく理由
「Kindle出版は誰でもできる」。そう聞くと、初心者でも簡単に印税収入を得られるように感じるかもしれません。しかし、実際には本を出しただけで読まれる可能性は低いです。
シンプリストやまだ氏は、2023年6月に1冊目のKindleを出版して以降、約3年で23冊を刊行。Kindleの印税は累計300万円規模に達しているといいます。しかし、同氏は「一番大事なのは文章力ではなくテーマ選び」と語ります。
では、Kindleで売れるテーマと売れないテーマは何が違うのでしょうか。タイトルや表紙、文字数、価格設定はどう考えればいいのか。第2回では、会社員がKindle出版で収益化を目指すための具体的な設計について聞きました。
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目次
Kindle出版で売れやすいテーマの考え方
Kindleで売れやすいテーマを考えるとき、よく言われるのが「HARMの法則」です。
HはHealth、つまり健康。AはAmbitionで、夢や自己実現、承認欲求。RはRelationで、人間関係や恋愛。MはMoneyで、お金です。この4つに関連するテーマは、多くの人が悩みや関心を持っているため、読まれやすい傾向があります。
たとえば、健康、昇進、自己実現、人間関係、お金の稼ぎ方、投資などです。自分が発信したいことと、HARMのどこかを掛け合わせると、需要のあるテーマになりやすいと思います。
ただし、需要があるテーマは競合も多い。そこで重要になるのが、自分の一次情報です。
私は少食に関する本を出していますが、「朝食が体にいい・悪い」といった一般論の本はすでにたくさんあります。そこで私は、「少食を続ける方法」という切り口にしました。これは、私が実際に試してきたから書けることです。
同じ健康テーマでも、一般論ではなく、自分が挑戦して得た具体的な方法にする。そこに差別化の余地があります。
Kindle本は何文字あれば読まれるのか
Kindle本の文字数は自由です。短いものなら1万〜2万字でも出せますし、長いものなら10万字の本もあります。
私の場合は、だいたい3万〜4万字、ページ数でいうと150ページ前後を目安にしています。読者が1時間ほどで読めるくらいの分量です。
長ければ価値が高いと思う人もいるかもしれませんが、今は動画やSNSなど、あらゆるコンテンツが読者の時間を奪い合っています。長すぎる本は最後まで読まれにくく、レビューももらいにくくなります。
一方で、短すぎると安っぽい印象になることもある。だからこそ、読み切れるけれど薄すぎないバランスが大事です。3万〜4万字くらいは、初心者にも現実的で、読者にとっても負担が少ない分量だと思います。