資産450万円を失った会社員が「年間配当350万円」の億り人へ…失敗から学んだ”米国高配当株の鉄則”
米国の高配当株・連続増配株56銘柄を保有し、年間の配当金は350万円。(9月末時点)資産は1億円を超え、そのほぼ全額を株式で運用している。そんなゆーたん氏の投資の出発点は、450万円を失ったことから始まる。いかにして再起を果たし、億り人となったのか。全3回の第1回。
みんかぶプレミアム連載「米国株で億り人に アメリカの成長に乗っかれ!」
米国高配当株の億り人が、最初に選んだ意外な投資先
今でこそ米国の高配当株と連続増配株を56銘柄抱え、資産を1億円の大台に乗せたゆーたん氏だが、投資を始めた頃の姿はそこからずいぶん離れている。
「ある程度貯金が貯まってきて、そのタイミングですね。ずっと銀行口座に置いていても、定期預金では金利がほとんどつかないのでもったいないよねということで、投資を始めようかなと思ったんです」
2014年のことだ。ただ、貯めた資金をじっくり育てるという方向には進まなかった。本腰を入れたのは、通貨を売買するFXである。
「株は取引できる時間が限られています。その点FXは24時間投資できるので、仕事終わりでも投資できると思ってFXを選びました。当時NISAの口座でも投資を始めましたが、あれは長期でじっくり稼ぐものなので、手っ取り早くお金を稼げるのはFXかなと考えました」
なぜそこまで手っ取り早さにこだわったのか。
「当時あまり働くことが好きではなかったので、仕事を辞めるために手っ取り早くお金を稼ぎたいという気持ちがありました。FXで億を稼いだという人もいたので、そういうのを見て自分でも勉強していました」
商材に手を出して450万円を失った彼女が知った、投資の鉄則
勉強の末にたどり着いたのが、自動売買のプログラムだった。
「自動売買で儲かるという教材を買ったんです。27万円ほどしました。確かに最初は150万円くらいの利益が出ました。これが続けば仕事を辞められるかもと思ったんですけど、結局は為替なので、想定外のことが起きると大きく損をしてしまう。500万円を投資して、最終的に残ったのは50万円くらいでした」
給与からの貯蓄と運用で積み上げた資産を450万円も失った。ただ、数字以上に記憶に残っているのは、その後に起きた出来事だという。
「『一緒にやっていきましょう』と言ってくれた人がいたんですけど、損をした途端、そのままいなくなってしまって。その人のことをカリスマのように見ていたんですが、運用していたシステムがゼロになったら何も残らなかったんです。これは幻想だったんだなと思いました」
「儲かる」という謳い文句に支払った代金は、教材代の27万円では済まなかった。それでも今は、資産が小さいうちに払った授業料だったと受け止めている。
「450万円をなくした時は、絶望に近かったです。これをどうやって戻していこう、と。ただ、美味しい話はないというのを早いうちに経験できたのは、今となっては良かったと思います。すぐにお金持ちになろうとすると、大体大損するので。それ以来、信用取引のようなボラティリティの大きいものには、まったく手を出さなくなりました」