損切り幅も数値ルールもなしでFX4年連続プラス 株で2億7000万円を失った元パチプロが手を出さない場面

株で一時2億7000万円まで資金を増やし、その後すべてを失った元パチプロのロジット原田氏。FXで再起し、2022年から4年連続でプラス収支を保っている。教科書的な「ルール重視」とは正反対に見える取引術と、初心者が避けるべき落とし穴を聞いた。全3回の最終回。
みんかぶプレミアム連載「FXで最短で億り人へ 世界経済の流れを読み切る!」
4年連続プラスのスキャルパーが、売買の瞬間に見ているもの
「判断の軸はあくまでチャートの形なので、どこで入り、どこで切るかも、その都度形を見て決めます。表示しているのは移動平均線くらいで、ボリンジャーバンドやMACD、RSIといったオシレーターは一切使いません。手法はあっても、数値で縛るルールは持たない。そういうスタンスです」
インジケーターに頼らず、形で判断する。その土台には、株の時代の積み重ねがある。出来高の多い1000銘柄ほどのチャートを、毎日4時間かけて目で確かめ、形の良いものを選び抜く。目に焼き付けてきた無数のチャートの形が、判断の基準になっている。
形が整った場面だけを狙う姿勢は、パチプロ時代から変わらない。当時は、期待できる時給が2000円を下回る台は打たず、条件のいい時だけ勝負していた。
「FX界にも、パチプロ出身の方は結構多いんです。理論的に勝ち方を分かっている人のほうが、やりやすい世界だと思います」
指標発表の直後、あえて待つ「ある瞬間」
数字のルールを持たない一方で、いつ入るかには、はっきりした傾向がある。時間帯とスプレッドだ。