「高市銘柄」を今から買っても遅い? 著名トレーダーが明かす政策相場で“負ける人のパターン”
本稿で紹介している個別銘柄:ファーストリテイリング(9983)
防衛、半導体、エネルギー・・・高市早苗政権の発足以降、政策関連の銘柄への注目が急速に高まっている。「国が力を入れる分野の株は上がる」。そう信じて買いに動く投資家も多いだろう。
だが、期待が先行した相場には落とし穴がある。話題の銘柄が注目を集めるほど、株価はすでに期待を織り込んでいる。そのタイミングで飛びつくと、高値づかみになるリスクもある。
投資家・トレーダーの窪田剛氏は「政策への期待より先に、金利、そして実際の値動きを見てほしい」と語る。政策相場で見落としやすい視点と、実際の売買判断の基準を伺った。
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日経平均が下がっても、相場は強い?
ーー高市政権への期待がある一方、日経平均は不安定です。今の日本株をどう見ていますか。
基本的には強いと思っています。ただ、日経平均株価はAI・半導体関連株にかなり振り回されていますね。半導体株が上がれば日経平均も上がり、下がれば引っ張られる。一方でTOPIXを見ると、比較的堅調に推移しています。
ですから、日経平均の上下だけで「日本株全体が弱くなった」と判断するのは少し違います。値動きは大きくても、市場全体の方向は、この取材時点ではまだ上を向いていると見ています。
ーー特定の銘柄に指数が左右されるのは、以前からあったのでしょうか。
昔の日経平均株価はファーストリテイリング(9983)の影響が大きく、「ユニクロ指数」と呼ばれることもありました。ただ、今のようにAI・半導体関連に強く左右される状況は、以前と比べても偏りが大きいと感じます。
相場の先行きを予想して、当て続けるのは難しい。私は、予想にこだわるより、実際に動いた方向についていく方がいいと思っています。