トランプ当選予測的中識者「世界最強のアメリカ軍が、日本の平和を守る」官僚腐敗を一掃し、経済の生産性を工場、日本も恩恵
2024年秋のアメリカ大統領選挙で、民主・共和両党の候補者に、バイデン大統領とトランプ前大統領がそれぞれ指名されることが固まった。今回の選挙は、一体どちらに転ぶのか、あるいは、転ぶべきなのか。
2016年のアメリカ大統領選挙前に、トランプ大統領の当選を予測し、見事に的中させたこともある国際政治アナリストの渡瀬裕哉氏は、「トランプの政策の方向性は正しい」というーー。みんかぶプレミアム特集「日本・世界経済こう変わる」第1回。
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トランプ大統領再選か。リベラルが恐れるシナリオだが、トランプの方向性は実は正しい
「もしトラ」「ほぼトラ」という言葉が現実味を帯びてきた。筆者はトランプ前大統領の副大統領人事やバイデン大統領の差し替え可能性など、大統領選挙の予測にはまだ無数に注視すべき要素が残っていると思うが、来るべきトランプ政権再来を予測・分析することは良いことだ。
リベラルなメディアではトランプ大統領の返り咲きを恐れるヒステリックな識者の言説が溢れている。しかし、トランプ前大統領が掲げる政策はそれほどおかしなものなのだろうか。むしろ、筆者はトランプ前大統領の政策の方向性は正しいと確信している。
バイデン大統領は、人為的にインフレを引き起こした
まず経済政策について概観してみよう。
バイデン大統領の巨額の財政支出及びバイ・アメリカン政策は過剰にタイトな雇用状況を創り出すことに繋がり、自国民を苦しめる強烈なインフレを引き起こした。また、バイデン大統領はトランプ政権が定めた規制廃止を義務付ける大統領令を就任初日に覆した。