乱高下相場でも迷わない!投資歴30年の億り人が実践しているSNS活用術

高市早苗首相が率いる自民党が衆院選で圧勝し、日本株市場は強烈な上昇を見せている。だが、ボラティリティが激しい現在の相場では、次々と飛び交うニュースやテーマ株の思惑に翻弄され、高値掴みをしてしまう個人投資家も少なくないかもしれない。
変動の激しい相場で生き残り、利益を積み上げるためには、どのような情報に触れ、何を捨てるべきなのか。
今回もなごちょう氏にインタビューを実施し、証券口座の残高を激増させた最新の情報収集術とSNSの活用法などについて話を伺った。インタビュー連載全3回の最終回。
目次
勝つ人は「TDnet」を見ている
ーー高市政権下で「高圧経済」や「日銀の動向」などマクロなニュースが溢れていますが、なごちょうさんは日々何から情報をチェックしているのでしょうか。
相場全体の話も大切ですが、私はまず個別のミクロな決算情報をたくさん見たいので「適時開示情報閲覧サービス(TDnet)」をよく見ています。決算集中日などは特に欠かせません。
ーー今の時代、もっと手っ取り早くまとめられたニュースアプリや、見やすい株価サイトがいくらでもあるのではありませんか。
確かに他の便利なサイトを使っている人も多いですが、サイト側に障害が出たり、情報の反映にタイムラグが生じたりするリスクが常にあります。
大元の一次情報であるTDnetを見るのが一番最速であり、絶対に間違いないんです。ノイズに惑わされないためにも、まずはここが基本になります。
“真逆の考えの人たち”をフォローする理由
ーーなるほど。一次情報の確認後、日々の市場心理や投資のヒントはどこから得ているのでしょうか。SNSはノイズが多いと敬遠する投資家もいます。
私にとって、Xは非常に重要な情報収集源でして。『日経新聞』や『ブルームバーグ』、『ロイター』などのニュースサイトを個別に巡回するのは大変ですが、Xなら誰かが重要なニュースを引っ張ってきてくれます。
ーーしかし、Xにはポジショントークや極端な煽りも多く、見ていると判断がブレてしまいませんか。
だからこそ、私はあえて“両極端の人”を意図的にフォローしています。例えばアクティビスト(物言う株主)を熱烈に応援している人と、徹底的に嫌悪している人の両方を見るんです。
真逆の意見を同時に読むことで、市場が今どういう解釈をしているのかをフラットに把握できます。そのうえで、ノイズになると思えばミュートやフォロー解除を徹底し、自分だけの有益なタイムラインを構築していくのがコツです。
ーーとはいえ、SNSの無料情報だけで本当に勝てるようになるのでしょうか。
いまのXには、個人で数百億円を運用しているような正真正銘の凄腕投資家が、自身の相場観や意見を無料で発信してくれています。
例えば、少し前にも、ある凄腕投資家が「note」で米国株のピークについて非常にわかりやすい解説記事を書き、1万2000以上の「いいね」を集めました。
ネットがない時代なら絶対に知ることができなかった彼らの思考プロセスが、今なら無料で手に入る。これを意思決定の糧にしない手はありません。