未経験ママライターが初月から10万円を稼ぎ出した、驚異の「大量営業・応募戦略」のリアル

「子どもが小さくて実績もないから、怖くてなかなか案件に応募できない」――そんな不安を抱え、クラウドソーシングサイトを眺めるだけで終わってしまうママフリーランスは多い。しかし、今回取材したしゅり氏は、「初心者です」という甘えを一切排除し、未経験から一気に攻める圧倒的な大量営業で、開始初月から月収10万円の切符を掴み取った。本稿では、しゅり氏が月収10万から60万円へと駆け上がる起爆剤となった「大量営業戦略」を徹底解説。「X(旧Twitter)の案件募集を20分に1回チェックする」という徹底的な行動から、実務未経験でも企業の心を掴んだ「ブログ実績の魅せ方」、案件応募野時間を最小限に抑える応募文のテンプレート活用術まで、仕事を総なめにするための泥臭い営業の極意を余すところなく語る。全4回の第2回。
みんかぶプレミアム連載「フリーランスの稼ぎ方大全」
目次
開始初月で月収10万円。未経験ライターが最初の2社を射止めた「実績の魅せ方」
2022年12月末、私は「一刻も早く、自分の力で大きく稼ぎたい」という執念に突き動かされ、複数のクラウドソーシングサイトやWantedly、そしてX(旧Twitter)に一斉に登録しました。驚かれることも多いのですが、私は活動を本格的に始めた翌月、つまり2023年1月の時点で、すでに月収10万円を達成しています。
ライター未経験の私が、なぜ初月からそれだけの結果を出せたのか。理由は明確です。ブログの実績を片手に営業活動をしたこと、そして最初に企業2社と巡り合い、契約を結ぶことができたからです。
1社目は、Xを通じて出会ったウェディング系のレンタル会社でした。月に5記事程度の執筆を任せていただけることになり、1記事あたりの単価は1万円ほどでした。
2社目は、Wantedlyで見つけたホームページ制作会社です。こちらは、クライアント企業へのインタビュー音声を聴き、コンセプトやメッセージを言語化するという仕事でした。こちらも1本あたり1万円程度でした。
この2社からいただいた案件を確実にこなしたことで、初月から一気に10万円の大台に乗せることができたのです。
もちろん、私はライターとしての実務経験はありませんでした。しかし、私にはそれまで2〜3年間、必死に継続してきた特化ブログの運営実績がありました。
「これまでに自分でWordPressを使ってブログを立ち上げ、SEO(検索エンジン最適化)を意識した記事をこれだけ執筆し、これだけのアクセス数字を出してきました」
そうした具体的なデータをポートフォリオにまとめ、企業に提示したのです。実務は未経験でも、「記事をゼロからリサーチして形にする力」があることを証明できれば、企業はしっかりと評価してくれます。
「Xの案件募集は20分に1回チェック」仕事を逃したくない執念
最初の2社と契約を結び、月10万円の収入基盤ができた段階でも、私の心にはまだまだ十分な余力がありました。現状に満足して立ち止まるつもりは毛頭なく、「もっと案件を取れる、もっと上を目指せる」と確信していたのです。
そこから私は、あらゆる媒体で新規案件に応募する、怒涛の大量行動モードに突入しました。
特に力を入れたのが、X(旧Twitter)での案件探しです。SNS上でのライター募集は非常に足が速く、良い条件の案件ほど、投稿されてから数分で応募が殺到して締め切られてしまいます。ライバルたちに出遅れるわけにはいきません。
そこで私は、日中「20分に1回」のペースでスマートフォンのXの画面を開き、新着の募集がないかをチェックし続けました。
「あ、新しい募集が出た」と思ったら、その瞬間に秒速で応募メッセージを送ります。
もちろん、毎回ゼロから応募文を作っていたら時間がかかりますし、精神的な負担も大きくなります。そのため、自分の経歴やブログ実績、アピールポイントをまとめた「応募用のテンプレート」をスマートフォンのメモ帳に貼り付けておきました。
新着の募集を見つけたら、その企業のジャンルや求める人物像に合わせて、テンプレートの文章を微調整し、即座に送信する。この仕組みを作っていたため、大量に応募を繰り返すこと自体に、私は全くストレスを感じていませんでした。
「執筆作業をしながら、同時に次の案件を獲得するための応募の手も絶対に止めない」
この圧倒的な行動量を継続した結果、常に100件近くの案件を同時並行で抱えてブンブン回すような、タフなライターへと成長していくことができたのです。