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「情報系学部のブームはすでに終わっている」東大理一から外資系エンジニアを経て、東大医学部へ再受験を経て入学したインフルエンサーが語る“AI時代の生存戦略”とは

(c) AdobeStock

 「これからの時代、ソフトウェアエンジニアは苦境に立たされる」――そんな衝撃的な未来予測を語るのは、東京大学理科一類を卒業後、外資系企業でエンジニアとして働き、現在は再受験を経て東京大学医学部に在学中のインフルエンサー・Saki氏だ。

 生成AIが猛威を振るう今、私たちはどのようなキャリアを描くべきなのか。本稿では、情報系人気の終焉から、AI時代に生き残るための「キャリアのポートフォリオ化」、そして「個人のブランド構築」まで、Saki氏が考える生存戦略を余すところなく語っていただいた。短期連載全2回の第1回。

 みんかぶプレミアム特集「中学受験・大学受験の新トレンド」第5回。

目次

情報系人気のピークは過ぎた。生成AIが奪う「ジュニアエンジニア」の椅子

 正直に言うと、情報系学部のブームはもうピークを過ぎていると思っています。なぜいまだにみんな情報系に行きたがるんだろう、というのが私の率直な感想です。これに気づき始めている人もいますが、1、2年後には情報系という進路自体の人気は確実に下がっていくはずです。

 その最大の要因は、LLM(大規模言語モデル)などの生成AIの台頭です。一口に情報系と言っても様々ですが、特にコーディングを行うソフトウェア系のエンジニアの志望者数や偏差値は下がるでしょう。

 外資系でも日系のメガベンチャーでも、AIによってジュニアポジションの求人が軒並み減らされています。新卒を雇って一から鍛えるよりも、AIの方が上手にコーディングできてしまうからです。需要に対して供給が多すぎる現状に気づけば、人気は自然と下がっていきます。

パソコンで完結する仕事は危険。「物理世界」と「ストック型」へ目を向けよ

 では、AIに代替されず長くキャリアを続けるにはどうすればいいか。結論から言うと、情報世界やパソコンの中だけで完結するホワイトカラーの仕事、例えばソフトウェアエンジニアやデータ分析を行うコンサルタントなどは避けた方がいいです。

 逆にこれから需要が伸びるのは、物理世界に干渉するハードウェアの領域です。AIの発展に伴って、自律制御ができた自動運転車やドローン、ロボットなどを作る機械工学の分野は需要が伸びていきます。また、AIを動かす半導体や、そのための電力を効率的に作る核融合などのエネルギー領域に関わる物理学も重要になってきます。

 文系の場合は、時間単価で稼ぐビジネスよりも、総合商社やアセットマネジメントのような「ストック資産」があるビジネスを選んだ方がいいです。すでに大量の現金や強固な売買経路のスキームなどの原資(アセット)を持っている状態は、AIには代替できません。

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この記事の著者
Saki

大学院在学中に、医師になることを思い立ち、5ヶ月の受験勉強で東京大学理科三類に合格。現在は、医師になることを目指して東京大学に通いながら、外資系企業でAIエンジニアとして勤務している。受験生時代に、複数の科学オリンピックでメダル受賞、東大数学本番六完(116/120)を獲得。その他、英検1級、統計検定1級、アクチュアリー会研究会員など種々の難関資格を取得するなど、ペーパーテストでは常勝無敗。大学院在学中に、査読付きAI関連国際学会に筆頭論文が採択されるなど、AI分野での研究業績を有する。東大・医学部受験コーチング塾「メタスキリング」の共同代表。Xアカウント(@Saki_reset)

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