アプリ開発で初月250万円達成したママエンジニアの完全自動化戦略…「絶対に効率化しない」と決めている”たった一つ”のこととは
「家事育児と個人開発は両立できない」――そんな常識を軽やかに覆し、たった一人で開発したアプリが初月で250万円の売上を記録するという驚異的な実績を築き上げた女性がいる。ソフトウェアエンジニアの「なつみかん」氏だ。
同氏は、何かに追われる多忙な日々の中にあっても、日常のタスクを極限まで圧縮し、テクノロジーを駆使することで、個人が圧倒的な成果を出せる時代だと語る。
本稿では、時間も余裕もない状態から、法人化まで果たした同氏の戦略を徹底解説。「開発時間の捻出」に向けた取り組みから、あえて効率化しない領域の極意までを語っていただいた。全3回の第1回。
みんかぶプレミアム連載「副業・スモビジで億り人に 令和の稼ぎ方新常識」
目次
限界を迎えた会社員生活。ママエンジニアが選んだ「消極的な決断」とは
私はソフトウェアエンジニアとして10年間会社勤めを経験した後、フリーランスを経て2025年に法人化を果たしました。プライベートでは、現在5歳になる活発な男の子の母親でもあります。
独立に至った背景には、我が家特有の事情がありました。夫は音楽家という職業柄、家を空けることが多く、また私の実家も鹿児島と遠方にあるため、いざという時に頼れる身内が近くにいない状況でした。
そんな環境下において、決められた時間に拘束される正社員としての働き方は、あまりにもハードルが高かったのです。
週4日の時短勤務にしてもらったりと工夫していましたが、このままでは身が持たないと限界を感じ、フリーランスになりました。
消極的な理由ですが、結果的に自分のペースで開発に集中できる環境を手に入れたことは、私の人生において大正解でした。
「自分でやらない」が正解? 忙しいママエンジニアが真っ先に投資した完全自動化戦略
育児と仕事、さらに個人開発を両立させるために私が徹底したことは、「日常の中にある細かいタスクや判断の回数を極限まで圧縮すること」です。
とにかく、自分のやりたい「アプリ開発」に使えるエネルギーと時間を確保するところから始めました。そのためには、あらゆる時短家電と外部サービスをフル活用しています。
ホットクック、ロボット掃除機、食洗機、ドラム式洗濯乾燥機といった時短家電を真っ先に導入したのはもちろんのこと、ツクリオ(旧つくりおき.jp)のような宅食サービスも取り入れました。
あえて人間がやらなくてもいい作業、自分がやる必要のないことは、すべて機械やサービスにアウトソースして、時間を捻出する仕組みを構築しました。
個人開発で成功するためのツールやノウハウはありますが、それ以前に「まとまった時間を確保する」ことが重要だと考えています。
忙しいママの“考える手間”をゼロにする最強のパートナー
時短家電や宅食サービスによる物理的な家事の圧縮に加えて、私が日常生活の中で活用しているのが「AI」です。実は、仕事の開発現場以上に、プライベートの場面でAIを使っていることの方が多いかもしれません。
例えば、日々の面倒な情報収集です。家事代行業者の比較検討や、家族旅行のスケジュールの組み立て、さらには家電を買い替える際にどんな補助金が使えるかのリサーチなど、「調べなきゃいけないけど面倒くさい」タスクって日常に溢れていますよね。
私はこうした調査をすべてAIに丸投げしています。AIに「あとはボタンを押すだけにして」と指示を出し、ログイン情報などを渡して極限まで自分の作業を減らすこともあります。
専属の家政婦さんや「家庭の有能なコンシェルジュ」がもう一人いてくれるような感覚です。日常の細かい「調べる手間」「考える手間」をAIに肩代わりさせることで、その分のエネルギーをアプリ開発に向けることができています。