配当利回り4%は「最低ライン」。年間配当900万円、500銘柄を保有する専業投資家がいま注目する銘柄・セクター全リスト
本稿で紹介している個別銘柄:エフ・シー・シー(7296)、オートバックスセブン(9832)、セイノーホールディングス(9076)
「株式投資で成功するには、チャートに張り付く精神力や緻密な分析が必要だ」――そんな常識を、独自の「コレクション投資」で覆した人物がいる。専業投資家のペリカン氏だ。同氏は、投資歴27年の経験を経て、現在は約500銘柄を保有。2026年の受取配当金見込みは900万円に達するという。
本稿では、短期売買の焦燥から解放され、着実に資産を築くための「高配当・優待株」戦略を同氏が徹底解説。ITバブルの狂乱やリーマンショックの絶望を乗り越え、なぜ「配当金を育てる」というスタイルに辿り着いたのか。初心者がまず目指すべき「種銭500万円」の壁から、銘柄選びの極意まで、そのロードマップを余すところなく語っていただいた。短期連載全3回の第3回。
みんかぶプレミアム連載「株式投資で億り人に」
目次
投資判断は高配当と株主優待
「500銘柄もどうやって買ってどうやって管理しているのか」と思われるかもしれませんが、私なりの厳格な基準があります。ただ闇雲に数を増やしているわけではありません。私が「永久保有」を前提に、どのようにお宝銘柄を探し出し、ポートフォリオを新陳代謝させているのか。その具体的な選別眼についてお話しします。
私の投資の軸は、あくまで「受取配当金を積み上げること」にあります。そのため、新規に銘柄を購入する際の基準は、「PER 18倍以下・PBR 1倍以下の割安株」「自己資本比率45%以上(配当を出せる財務的体力)「余力指数(ROE-DOE)が4%以上かどうか」を目安にしています。
もし株価が上がって利回りが2%や3%に下がってしまったら、その銘柄を一部利益確定し、再び4%以上の利回りが期待できる別の銘柄へ乗り換える。そうすることで、ポートフォリオ全体の「稼ぐ力」を一定以上に保つ「新陳代謝」を行っています。
「お買い物感覚」で買う、優待株の楽しみ
高配当株が「家計の支え」だとしたら、株主優待株は「投資を楽しく続けるためのスパイス」です。
例えば、自分がよく使うお店の割引券や、地方の特産品が届くカタログギフト。これらは現金でもらう配当とはまた違った喜びがあります。
特に食品などの株主優待は自分だけでは食べきれなかったりもするので、周りの人にあげたりします。マクドナルドなんかはとっても喜ばれます。また、QUOカードやポイント、商品券などは現金と一緒。それで色々なものを買うのも楽しみです。