未経験から「年商2000万円」を10年以上維持するコピーライターの戦略とは?
「コピーライターとしてビジネスで成功するには、特別な才能や業界での強力なコネが必要だ」――そんな固定観念を軽やかに覆し、独立初年度から10年以上連続で売上2000万円以上を維持し続けている人物がいる。株式会社コピーライターの代表を務めるはせがわてつじ氏だ。同氏は、パソコン一台で完結し、原価がほとんどかからないコピーライターという職種こそ、在宅ワークで高い収益性を実現できるコスパ、タイパのいい仕事だと語る。
本稿では、リクルートのアルバイトからキャリアをスタートし、面白法人カヤックを経て独立を果たした同氏が、自身のキャリア形成と「手離れの良い」高収益ビジネスモデルの全貌を解説。未経験者がゼロから言葉を武器に稼ぐためのリアルな実態を語っていただいた。短期連載全3回の第1回。
みんかぶプレミアム連載「在宅副業、在宅ワークで稼ぐ術」
私服で働けて横文字でおしゃれ――不純(!?)な動機から始まったキャリア
僕がコピーライターという仕事を意識し始めたきっかけは、就職活動のときでした。「私服で働ける」ということと、「文章を書くのを仕事にできそう」「なんだか横文字でおしゃれっぽい」という、軽い気持ちから始まったんです(笑)。
デザイナーになろうとすると美大や芸大を出ていないと難しいイメージがありますが、コピーライターは普通の大学を出ている人でも普通になれると本に書いてあったんですよね。「じゃあ自分もなってみよう」と思って、コピーライターの学校に通い始めました。
ただ、そこからすぐに就職できたわけではありませんでした。運良くリクルートに入ることができて、アルバイトとしてキャリアをスタートしました。最初は『タウンワーク』の中の求人広告をつくる仕事で、キャッチコピーも書けました。
その後、リーマンショックの影響で部署がなくなり、一度フリーランスになりました。そのフリーランスの最初の1年間は、失業手当をもらったり、職業訓練校に通って月10万円の補助金をもらったりしながら、家賃3万円のアパートで暮らすという、ほぼ無職に近いような状態でした。年収も100万円に届かないレベルです。ただ、2年目にはなんとか頑張って年商500万円ほどまで伸ばすことができ、それはちょっとした自信になりました。
その後、ウェブ制作会社の「面白法人カヤック」のコピー部(コピーライターの部署)に入社して4年間働きました。そこで働きながら自分の関わった案件をSNSに上げるなどして知名度も少し上がり、僕ひとりで完結するコピーを書く案件だけでもかなりの売上をつくることができるようになりました。「自分の株価がいま上がっているな」と感じたので、独立を決意しました。