円安進行、長期金利上昇・・・資産3億円投資家が注目するセクター・銘柄、“億トレ”に欠かせない経験
高市早苗政権で円安が進み、長期金利の上昇も続いている。このような中で、資産約3億円の投資家jack氏はどのような見方をしているのだろうか。
jack氏に円安・長期金利上昇により恩恵が得られるセクターと注目している銘柄を聞いた。
またAI相場を背景に億トレに憧れる投資家も増えているが、億トレを目指すためにjack氏が考える必要条件もうかがった。
みんかぶプレミアム特集「あなたはどうする? 円安・金利上昇局面の稼ぎ方」第1回。
円安はいつまで続くと考えるのか?
ーー2026年は半導体銘柄やAI銘柄の傍らで円安が進みました。円安についてはどのように見ていますか?
円安については、さすがに行き過ぎと考えています。GWの介入後もジリジリと円安が進んでいましたが、7月末に日米の協調介入が行われました。日本単独ではなく米国も揃って介入して、円安もこれでピークアウトするのではないかと考えています。米国との共同なので、為替市場に対するインパクトも大きいのではないでしょうか。
ーー株式市場に対する影響はどのようにお考えでしょうか?
これまでは円安銘柄に株価上昇の恩恵がありましたが、今後は円高銘柄へ恩恵がある可能性があります。
ーー円安銘柄と円高銘柄というのはどのようなイメージになりますか?
簡単に言えば自動車など海外に輸出して儲けるのが円安銘柄、食品などを海外から輸入して儲けるのが円高銘柄です。ここ数年は円安銘柄優位の状態が続いていました。
長期金利上昇で注目されるセクター
ーー高市政権になってから、円安に加えて長期金利の上昇も進んでいます。長期金利の上昇についてはどのようにお考えでしょうか?
金利上昇は素直に銀行業にとってプラスとなります。これまでのデフレ時代、銀行はマイナス金利などで収益的に苦戦を強いられてきました。しかし金利の上昇で、銀行の経営環境が大きく改善します。地銀株を見るとまだ出遅れ銘柄があるので、地銀株に注目しています。
ただし借入の多い企業、特に不動産業にとって金利上昇は不利に働くと思っています。既に不動産業やREITは下落が進んでいる銘柄もありますが、配当・分配金が高いなどの優良銘柄なら、下がりきった所で買えるチャンスが来ると考えています。金利上昇が不利に働く銘柄でも、下落が行き過ぎれば投資のチャンスです。
注目している4つの銘柄
ーー現在の相場状況を踏まえて、jackさんが注目している銘柄を教えてください。
1つめはサイゼリヤ<7581>です。サイゼリヤは食材の輸入比率が高く、円高が追い風になる銘柄です。円安局面でも国内の既存店が好調で、業績は堅調でした。インフレの中でも商品価格を据え置いていましたが、先日の決算で今後の商品の値上げ検討を発表しました。その検討を株式市場は好感して株価は大きく上昇しており、円高の恩恵も期待できるため注目しています。
2つめはクリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>です。レストランやカフェを運営しており、子会社で居酒屋の『磯丸水産』も運営しています。円高の恩恵が期待できることと、優待が優れている銘柄です。100株の保有で1,500円分の食事券が年2回もらえます。株価は700円台なので、配当と優待を合わせた総合利回りが良いです。2026年は株価が下落傾向にあり、株価的にも妙味のある水準まで下落が進んでいます。