「いま上がっているAI株」は追うな・・・投資スクール社長が“19%下落した半導体”を年末に仕込むワケ
本稿で紹介している個別銘柄:ラムリサーチ(LRCX)、アプライド・マテリアルズ(AMAT)、パランティア・テクノロジーズ(PLTR)、パロアルト・ネットワークス(PANW)、エヌビディア(NVDA)、ブロードコム(AVGO)、マイクロン・テクノロジー(MU)、インテル(INTC)、アドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクグループ(9984)
「年末に向けて株を仕込むなら、何を買えばよいのか」「AI・半導体株は、いまから入ってもまだ間に合うのか」ーー。
2026年も残り数カ月。年末ラリーへの期待が高まれば、足元で勢いのある銘柄に乗りたくなる人もいるだろう。
しかし、投資スクール「Financial Free College(FFC)」を運営する株式会社Financial Free College取締役社長CEOの松本侑氏が、いま注目しているのは、すでに大きく買われたソフトウェア株ではない。
今回注目するのは、この数カ月で調整が進んだ「半導体株」だ。「年末までの短い時間軸で考えるなら、私は少し逆張り寄りで見ています」と松本氏は語る。
なぜ、上昇中の人気株ではなく、下がった半導体を狙うのか。年末から2027年にかけての日米株の見通しと、いま仕込むべきセクターについて伺った。
みんかぶプレミアム特集「不安定な相場 ズバリ!こう仕込む」第2回。
※ 株価、指数、ETFの構成比などは2026年9月17日の取材時点
米国株が下がる今こそ、年末ラリーの「仕込み時」
ーーまず、年末から2027年にかけての相場をどう見ていますか。
注目しているのは、米国の中間選挙後の株価です。
21世紀に入ってから、中間選挙は6回行われました。翌年のS&P500を振り返ると、マイナスで終わったのは2015年(約0.7%下落)だけで、残りはすべてプラス。平均リターンは約13%に上ります。NASDAQはさらに高い傾向にあります。
もちろん、過去と同じ値動きになる保証はありません。それでも、これだけ続いているのであれば、中期的なモメンタムを考える材料にはなるでしょう。
米国株が上がれば、日本株にも資金が入りやすくなります。数日単位で売買するのではなく、数カ月程度の保有を前提にするなら、年末から翌年にかけては投資機会があると見ています。
ーーただ、足元の日米株は強いとは言いにくい状況です。
いまは典型的な「夏枯れ相場」ですね。日米ともに長期金利の上昇が警戒され、株価は伸び悩んでいます。取材時点で過去3カ月の値動きを見ると、日経平均は約8%、NASDAQ100も約4%下落しました。
なかでも調整が大きいのが半導体で、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は約19%下げています。
この調整が9月、10月まで続き、11月、12月に上昇へ転じる。そうした展開になるのではないかと予想しています。
また、10月には主要企業の決算が控えているので、その内容次第で状況は変わるでしょう。それでも季節性や中間選挙後の傾向を踏まえれば、年末以降にリスクオンへ向かう余地はあると考えています。