24時間働くAIと、同じ単価で働きますか?AI時代に高く評価される人が考えている、たった1つのこと
「会社でAIが使えないから、何も始められない」——そう言っている間にも、一歩を踏み出した人との差は開き続けている。
前回は、特別なスキルを持たない会社員がAIで収入を作るための、領域の決め方について小澤健祐氏に聞いた。最終回となる今回は、行動できない本当の理由と、AIエージェントが仕事の「What」と「How」を担う時代に人間に残る、たった一つの価値について聞く。議事録づくりを例に語られた思考とは何か。この記事を読んだあなたが、今夜からできることとは?全3回の最終回。
みんかぶプレミアム連載「AI富裕層への最短ルート」
「会社でAIが使えない」と止まる人、動き出す人の違い
会社で特定のAIツールが使えないという制約について聞かれることもありますが、そのツールが使えない会社は他にもたくさんあります。つまり、同じ制約を抱えて戦う相手も同じ条件だということです。1つのツールに頼っている時点で、正直、稼げないと思ったほうがいいです。従業員が会社で無断でAIを使ってしまう、いわゆるシャドーAIのようなセキュリティ上の懸念についても、最近は従業員のAI利用を強く制限しない企業が増えている印象があります。
結局、会社でAIが使えるかどうか以前に、「自分は何をしたいのか」「どの領域で何をするのか」が決まっていなければ、AIを使っても意味がありません。この一歩を踏み出せない人が本当に多いと感じます。
あえて厳しい言い方をすれば、自分で決められない人たちのために、会社という箱が用意されているんです。全員が一歩を踏み出して成功してしまったら、競合が増えて誰も得をしません。だからこそ、一部の踏み出した人だけが成功する、という世の中の仕組みになっているのだと思います。
AIが仕事を選び、実行する時代に「人間の価値」はどこにある?
AIエージェント時代に人間に残る仕事の価値は何かと聞かれたら、答えは「Why(なぜそれをやるのか)」だけだと思っています。
「What(何をするか)」も「How(どうするか)」も、これからはAIエージェントが勝手に選んで、勝手にやってくれる時代になります。手段やツールの操作、実装、検証だけでなく、課題そのものの選択までも、AIが担うようになってきています。
それでも「誰の何をなぜ変えたいのか」「何を良しとするのか」という基準だけは、AIには考えることができないのです。